英検で出題される英作文の書き方のコツ(ノウハウ)として、
1) 英作文全体の構成を習得し、その構成の通りに英文を書くこと
2) 汎用的に使えそうな表現のテンプレートを学び、そのテンプレートを英作時に生かすこ
と
3) 少し難し目の語彙をいくつか散りばめること
(但し、減点されない様に自信のある語彙に限る)
4) 必ずしも自分の意見でなくとも良いので、各自の英作力で書ける内容にすること
等があります。
引き続き、上記2) のテンプレートについて考えていきたいと思います。
今回は <主語 + sends us a clear message that・・> のテンプレート表現が質の高いものである由のお話を致します。
まず、① 幅広いトピックに対応できる汎用性をチェックする為に、2018年/6月の英検準1級英作文の過去問題トピックで試してみましょう。
トピックは "Is it acceptable to keep animals in zoos ?"
Serious damage to environment has driven a lot of animals out of their habitats and zoos are often only places where they can survive without the fear of extinction, which sends us
a clear message that zoos play a crucial role to protect these endangered species.
上記の様に、英検準1級の英作文過去問題のトピックで使用可能です。つまり様々なトピックに対して利用できそうなテンプレート表現です。
質の高いテンプレートが備えるべきその他の特徴について、以下に示します。
② 英検英作文の4つの採点基準に照らし合わせて、得点力アップに繋がるものであること。
具体的には以下の特徴を備えていることです。
a) 英作文の各構成部(意見表明パラグラフ・意見を裏付ける理由のパラグラフ ・結論パ
ラグラフ)で使えるテンプレートであること。
⇒ 上記①の通り、意見を裏付ける理由を記載するパラグラフで使用可能です。
b) トピックに沿って、英作文の内容を充実させるテンプレートであること。
⇒ 必ずしも自分の意見でなくとも論理的な理由を記載しやすいテンプレートです。
a clear message という文言が自分で選んだ理由を強く支持することとなります。
c) 英文構造の多様化に寄与するテンプレートであること。
(単調な英文の羅列になることを防ぐ)。
⇒ message の後の "that" が同格表現です。
加えて無生物主語の英語らしい文章となっています。
d) 適度に難し目の単語を含んでいるテンプレートであること。
⇒ 特に難しい単語はありませんが、上記 a) - c) の特徴だけで十分に通用する文章に
なっていると思います。
同テンプレート前後で印象的な単語を散りばめればいいと思います。
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