英検で出題される英作文の書き方のコツ(ノウハウ）として、
1) 英作文全体の適切な構成を習得し、その構成の通りに英文を書くこと
2) 汎用的に使えそうな表現のテンプレートを学び、そのテンプレートを英作時に生かすこ
と
3) 少し難し目の語彙をいくつか散りばめること
（但し、減点されない様に自信のある語彙に限る）
4) 必ずしも自分の意見でなくとも良いので、各自の英作力で書ける内容にすること
等があります。
引き続き、上記2) のテンプレートについて考えていきたいと思います。
前回紹介致しました、 <主語 + offers a vivid illustration of・・> のテンプレート表現が質の高いものである由を再確認する為に、その汎用性(どんなトピックにも対応しすい事)の高さを2017年6月の英検準1級過去問題の英作文トピックでも試してみましょう。
トピックは
"Agree or disagree : Japan should become a completely cashless society"
上記テンプレート使用の英文例は以下の通りです。
We have seen more and more consumers do shopping online or make payments with credit cards. They take advantage of technological innovation and choose more convenient methods. Some stores go further and reject cash payments.
This trend offers a vivid illustration of how difficult for them to resist advancement in technology.
上記の様に、英検準1級過去問題の英作文トピックで使用可能です。つまり様々なトピックに対して利用できそうなテンプレート表現です。
質の高いテンプレートが備えるべきその他の特徴については、前回記載した様にした様に以下の通りです。
英検英作文の4つの採点基準に照らして、得点アップに役立つものであることー具体的には
① 定型の英作文構成にあてはめやすい事：上記例文の様に意見を裏付ける理由記載のパ
ラグラフで使えます。
② 英文構造の多様化に寄与する事：英語らしい無生物主語や 「of +節」を使用し
ており、文章構造のバラエティ化に役立ちます。
③ 難し目の語彙を使用している事：offer, vivid, illustration すべて他の受験生が余り使わな
い単語で、採点者に与える印象も異なってきます。
④ 課題に含まれている内容を含む事：このテンプレートを使用すれば英文自体の内容を充
実させやすくなります。
以上の様に、主語 offers a vivid illustration of・・は優れたテンプレート表現であると言え、英作文の得点アップ、結果的に英検試験合格への一助となり得ます。
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