英検試験で出題される英作文の書き方のコツ(ノウハウ)として以下の様なものが挙げられます。
1) 英作文全体の構成を習得し、その構成の通りに英文をまとめる。
2) どんなトピックが与えられても汎用的に使えるテンプレートを学び、そのテンプレート
を活用して英作文を書く。
3) 英作文の内容は必ずしも自分の意見でなくても構わない。自分で書くことのできる内容
にする。
書くことが思い浮かばない時はポイントをヒントにすることもできる。
4) 英作文の中に少し難し目の語彙をいくつか散りばめる
(但し、減点されない様に自信のある語彙を使う)。
5) 同じ表現や単語を繰り返し使わず、多様な構造の英文を書く。
などがあります。
これらのコツ(ノウハウ)をマスターすることが、英検試験の英作文対策として重要だと思われます。
効率的な勉強法の一つとしてご参照下さい。
ここでは上記のうち、1) の英作文の構成に焦点を当てています。
例えば英検二級の英作文を例にとりますと以下の様な構成と語彙数が目安となります。
① 意見表明のパラパラグ (15語前後)
② 意見裏付け理由 A のパラグラフ (30語前後)
③ 意見裏付け理由 B のパラグラフ (30語前後)
④ 結論のパラグラフ (15語前後)
この様な①~④のパラグラフで英作文全体の合計語彙数が90前後となります。
このうち②・③の意見裏付け理由のパラグラフの書き方例を記しています。
汎用的なテンプレートとして 主語 can learn等(動詞) many things等(目的語) by 動名詞 を使ってみましょう。
どんなトピックが与えられても使いやすいテンプレートが良質のテンプレートですので、前回とは別の英検過去問題のトピックに当てはめてみます。
2016年第三回目の英検試験過去問題のトピック
"Nowadays, many Japanese people are doing volunteer work. Do you think the nember of these people will increase in the future?" が与えられたと仮定してみましょう。
以下の様な文章が考えられます。
First of all, by doing volunteer work, we can learn many things such as damaging effects on our daily lives by sudden natural disasters or importance of our communities, which is very unique and precious experience.
上記で36語程度ですから、このパラグラフはほぼ完成です。
「ボランティアをする人は増える」という意見を前提としての意見裏付け理由の英文です。
短時間で比較的簡単に第二パラグラフが出来上がります。
unique, disasters, effects, precious を用い、英検英作文の採点基準である「語彙」の分野で得点アップを目指し、又、別の採点基準である「文法」の部分でも 動名詞、関係代名詞 を用いて、英文構造のバリエーションを増やすことにより合格に近づく様に配慮しています。
皆様の英検試験における英作文対策の効率的な勉強法の一つとして参考にできる部分があればうれしく思います。
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