英検の試験で出題される英作文の書き方のコツ(ノウハウ)として以下の様なものが挙げられます。
1) 英作文全体の一般的な構成を習得し、その構成の通りに英文をまとめる。
2) どんなトピックが与えられても汎用的に使えるテンプレートを学び、そのテンプレート
を活用して英作文を書く。
3) 英作文の内容は必ずしも自分の意見でなくても構わない。自分で書くことのできる内容
にする。
書くことが思い浮かばない時はポイントをヒントにすることもできる。
4) 英作文の中に少し難し目の語彙をいくつか散りばめる
(但し、減点されない様に自信のある語彙を使う）。
5) 同じ表現や単語を繰り返し使わず、多様な構造の英文を書く。
などがあります。
これらのコツ(ノウハウ)をマスターすることが、英検試験の英作文対策として重要だと思われます。
効率的な勉強法の一つとしてご参照下さい。
ここでは上記のうち、1) の英作文の構成に焦点を当てながら、且つ、2) テンプレート、4) 語彙、5) 英文構造にも気配りし、得点アップを狙える英作文の書き方を紹介したいと考えています。
英検二級の英作文を例にとりますと以下の様な構成と語彙数が目安となります。
① 意見表明のパラパラグ (15語前後)
② 意見裏付け理由 A のパラグラフ (30語前後)
③ 意見裏付け理由 B のパラグラフ (30語前後)
④ 結論のパラグラフ (15語前後)
この様な①～④のパラグラフで英作文全体の合計語彙数が90前後となります。
このうち④の結論のパラグラフの書き方例を記します。
汎用的なテンプレートとして Based on the above two reasons, I firmly believe・・を使ってみましょう。
例えば2019年第一回目の英検試験過去問題のトピック
"Today some people buy products that are good for the environment.
Do you think buying such products will become more common in the future?" が与えられたと仮定してみましょう。
以下の様な文章が考えられます。
Based on the above two reasons, I firmly believe enviromental friendly items will be more commonly purchased by consumers.
上記で19語程度ですから、このパラグラフはほぼ完成です。
「環境に良い製品はより一般的になる」という意見を前提としての結論部の英文です。（the above two reasons は意見裏付け理由のパラグラフで書かれる理由です。）
短時間で比較的簡単に第四パラグラフ（結論部）が出来上がります。
firmly, items, commonly, purchased, consumers を用い、英検英作文の採点基準である「語彙」の分野で得点アップを図っています。又、もう一つの採点基準である「文法」においても受動態を使用して、得点アップを意識しています。
英検試験英作文対策の効率的な勉強法の一つとして参考にできる部分があればうれしく思います。
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