シリーズとして、英検二級の英作文に焦点を当てて、英検英作文の採点基準を参考に、その書き方のコツ・ノウハウを記しています。
英検英作文対策用の勉強法の参考になればうれしく思います。
前回までに、採点基準の１）内容の面から英作文の書き方を記しました。
要約すると、英作文の長さを80 - 100語彙前後にする、グレーな意見は避け、分かり易く、必要に応じて具体例を挙げながら、説得力のある英文にすることを推奨しました。
又、英検二級の過去問題で課される、英作文の"TOPIC" は以下の三つに分類されることを紹介しました。
・環境に関する事（過去問題2019年第3回、2018年第2回、2018年第1回）
・仕事に関する事(過去問題2019年第2回、2017年第1回、2016年第3回)
その後、採点基準の2) 構成について4つのパラグラフの語彙数・内容の概略を記載しました。
前回は、自分の意見の裏付け理由を記載する第二・第三パラグラフの書き方例をテンプレート1を活用しながら記しました。
テンプレート１は "I can 動詞 (+目的語) by 動名詞など" でしたね。
今回はテンプレート２の "動名詞主語" を使ってみましょう。
例えば 過去問題 2019年第2回の英作文の TOPIC は
"Today, some young people do not want to start working for large companies. Do you think the number of these people will increase in the future ?" で、
英語検定協会の解答例では、その第二パラグラフの出だしを、以下の様に紹介しています。
First, working at a big company can be very stressful. For example, workers are often transferred to other cities.
このテンプレートは以下の点で優れています。
・長い (例えば First of all を文頭に付け加えると約10単語は使用します。第二パラグラフの
約1/3は完成します）
・英検英作文採点基準の「文法」部で得点アップを図れる(動名詞主語)
・頻出する TOPIC の形に対応している (TOPIC 内の表現 work for large companies の work
を動名詞へ変えるだけで対応可能）
又、この解答例では For example を使って具体例を挙げており、語彙数を稼ぐ意味でも、理由に説得力を持たせる意味でも、有効な手段だと思います。
この様なテンプレートを活用して、少しずつ得点アップを重ねれば、英検二級合格への道も開けてくると思います。
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