英検の試験で出題される英作文の書き方のコツ(ノウハウ)として以下の様なものが挙げられます。
1) 英作文全体の一般的な構成を習得し、その構成の通りに英文エッセイをまとめる。
2) どんなトピックが与えられても汎用的に使えるテンプレートを学び、そのテンプレート
を活用して英作文を書く。
3) 英作文の内容は必ずしも自分の意見でなくても構わない。自分で書くことのできる内容
にする。
書くことが思い浮かばない時はトピックと共に与えられるポイントをヒントにすること
もできる。
4) 英作文の中に少し難し目の語彙をいくつか散りばめる
(但し、減点されない様に自信のある語彙を使う)。
5) 同じ表現や単語を繰り返し使わず、多様な構造の英文を書く。
などがあります。
これらのコツ(ノウハウ)をマスターすることが、英検英作文試験対策として重要です。
効率的な英検英作文対策の勉強法の一つとしてご参照下さい。
数回にわたって、英検準1級に焦点を当てて英作文の書き方を記しています。
前回は自分の意見を述べる意見表明部となる第一パラグラフ用のテンプレート②を活用して、英検準1級の過去問題(2019年1月分)のトピックに対応する第一パラグラフの英作文例を示しました。
今回は、第一パラグラフ内の自分の意見を裏付ける理由を記載する第二/三パラグラフ用のテンプレート③を英検準1級の過去問題(2019年10月分)のトピックに対応させてみましょう。
今回の第二/三パラグラフ用テンプレート③は
First, 文章, which makes it 形容詞(clear 等) that・・・
です。
which は関係代名詞で、前の文章を先行詞とします。
・・・部は第一パラグラフに合せた自分の意見を記載します。
トピックは
Agree or disagree : High school education in Japan needs to be improved.
ポイントは Curriculum, Globalization, Pressure on students, Quality of teaching の4つ。
上記のテンプレート③を活用して、第二パラグラフ例は以下の通りです。
First, we have been experiencing a rapid change in our surroundings partly because of tremendous advancement in technology and thus curriculum at high school is becoming outdated, which makes it clear that the education must be transformed into the latest one suitable for the current age when students live. (49語)
英検試験の英作文には4つの採点基準があり、そのうち3つは「構成」「語彙」と「文法」です。
「語彙」基準において、上記例文では rapid, surroundings, tremendous, outdated, transformed, current, thus 等により得点アップを目指し、「文法」基準では現在完了、関係代名詞、形式目的語、関係副詞で得点アップを目指します。
「構成」では全体のバランスも必要ですが、上記の第二パラグラフだけ見れば問題はないでしょう。
もう一つの採点基準の「内容」においてもポイントの一つである curriculum を用いて論理が通っていると思います。
英作文では時間配分が非常に重要ですが、テンプレートにより短時間に意見表明部を完成させることができます。
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