英検英作文書き方のコツー英検準1級⑩

英検準一級の英作文の書き方について数回にわたって要点を記しています。

一般的な英検英作文の書き方のコツ(ノウハウ）は以下の通りですが、準一級用英作文のパラグラフごとのテンプレート活用を中心に英作文の書き方を記載しています。

（下記1) ～5) は毎回同じ内容ですので読み飛ばして下さい。）

1) 英作文全体の一般的な構成を習得し、その構成の通りに英文エッセイをまとめる。

2) どんなトピックが与えられても汎用的に使えるテンプレートを学び、そのテンプレート

　を活用して英作文を書く。

3) 英作文の内容は必ずしも自分の意見でなくても構わない。自分で書くことのできる内容

　にする。

書くことが思い浮かばない時はトピックと共に与えられるポイントをヒントにすること

　もできる。

4) 英作文の中に少し難し目の語彙をいくつか散りばめる

　 (但し、減点されない様に自信のある語彙を使う）。

5) 同じ表現や単語を繰り返し使わず、多様な構造の英文を書く。

などがあります。

これらのコツ(ノウハウ)をマスターすることが、英検英作文試験対策として重要です。

効率的な英検英作文対策の勉強法の一つとしてご参照下さい。

前回は自分の意見を裏付ける理由記載部となる第二／三パラグラフ用のテンプレート⑤を活用して、英検準1級の過去問題(2018年6月分)のトピックに対応する第二パラグラフの英作文例を示しました。

今回は、第二／三パラグラフ用のテンプレート⑤'を別の英検準1級の過去問題(2018年1月分)のトピックに対応させてみましょう。

今回の第二/三パラグラフ用テンプレート⑤'は

Second, 背景文章. 主語 leave(s) us little choice but to-不定詞・・.

です。

トピックは

Will human live on other planets someday ?

ポイントは Cost, Dangers, Situation on earth, Technology の4つ。

上記のテンプレート⑤'を活用すると、第三パラグラフ例は以下の通りです。

Second, humans are facing a chilling reality that our earth has been exploited and damaged by over-developments, which suggests extreme climate change and natural disasters will force us to leave this planet. The situation leaves us little choice but to find a way to live on the moon or Mars. (50語)

英検試験の英作文には4つの採点基準があり、そのうち３つは「構成」「語彙」と「文法」です。

「語彙」基準において、上記例文では chilling, exploit, disasters 等により得点アップを目指し、「文法」基準では同格の that, 関係代名詞、現在完了で得点アップを目指します。

「構成」では全体のバランスも必要ですが、上記の第三パラグラフだけ見れば問題はないでしょう。

もう一つの採点基準の「内容」においてもポイントの一つである situation on earth を用いて論理が通っていると思います。

英作文では時間配分が非常に重要ですが、テンプレートにより短時間に意見表明部を完成させることができます。

英検のライティング対策の勉強法として参考になる部分があれば幸いです。