シリーズとして、英検準一級の英作文に焦点を当てて、英検英作文の採点基準を参考に、英作文の書き方のコツ・ノウハウを記しています。
英検英作文採点基準の1)内容の面から書き方を記し始め、前回までに、英検準1級英作文のトピックには、社会経済関連のものが多く与えられていること、英検準1級英作文のポイントには、" COST" 及び、"GLOBALIZATION" が頻出していることを紹介しました。
そして、コストを上げる/下げる要因やグロバリゼーションの長短所を英文で書く練習の効果について触れました。これらの練習をしておくと、どんなトピックが与えられたとしても、英検試験本番で英作文を書く助けになるはずです。
コストを下げる要因として便利なのが「技術(進歩・革新)」であることを紹介したのちに、英検準1級の過去問題トピックを想定して、実際の英文例を考えてみました。
その後、もう一つの頻出「ポイント」である "GLOBALIZATION" を利用して、英検準1級試験の過去問題を念頭に、実際の英文例を記しましたね。
上記の通り、トピックの予想は難しいにしても、頻出するポイントから、どんなトピックが与えられてもある程度具体的な英文を準備しておくことは可能なのではないでしょうか。
前回は英検準1級英作文の構成のお話をしましたね。
4つのパラグラフの凡その語彙数とその役割を記しました。
今回からは、各パラグラフで具体的に何を書けばよいのかを考えていきましょう。
まず、第一パラグラフは、意見表明部で約20-25語彙前後が標準です。
テンプレートは二つ紹介する予定ですが、今回はその一つ目です。
"The public opinions are divided. However, I firmly believe that・・・for the following two
reasons." というテンプレートです。
英検準1級の過去問題のトピックを想定して、具体的な英文を記してみましょう。
英検準1級 2019年第2回目の過去問題のトピックは
"Agree or disagree : High school education in Japan needs to be improved."
ポイントは, "Curriculum, Globalization, Pressure on students, Quality of teaching " の4つです。
第一パラグラフの例文は以下の様なものが考えられます。
The public opinions are divided. However, I firmly believe Japanese high school education must be improved for the following two reasons. (21語)
テンプレートを活用して比較的簡単に第一パラグラフを完成させることができます。
しかも英検英作文採点基準の一つである「語彙」部において、divided, firmly, following等により得点アップを期待できます。
次回からも引き続き、英検準1級の英作文の書き方について記載していきます。

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