英検1級・準1級 英作文得点アップの極意:協会解答例から学ぶ挿入用法
- 11 分前
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英検の英作文 (ライティング) で、「内容や語彙は良いはずなのにスコアが伸び悩んでいる・・・」という方は多いのではないでしょうか。
実は、合格者の多くが、そして日本英語検定協会の解答例が頻繁に活用しているテクニックがあります。
それが挿入用法です。
文の途中に特定の語句を挟み込むだけで、文の流れが印象的になり、よりアカデミックで洗練された文章になります。
今回は、その活用法を解説します。
日本英語検定協会の解答例に見る「挿入用法」
実際の解答例を分析すると、複雑な構文を使わなくとも、挿入によって文の繋がりを強化している事が分かります。
英検準1級と1級の解答例を見てみましょう。
準1級:自動運転に関するトピック
"By reducing the need for human control, self-driving cars free up time for people to engage in productive tasks or leisurely activities during their commutes.
This, in turn, substantially improves the quality of life・・・"
この例では、文頭に置きがちな "in turn" (今度は) を、文の主語 (This) と動詞 (improves) の間に挿入しています。
これにより、前の文章からの因果関係をより強く、自然に結びつけています。
次に、1級の解答例を見てみましょう。
国際協力に関するトピックの英作文です。
"By addressing famine or disease, for instance, unrest can be reduced."
具体例を挙げる "for instance" は、文頭に置くのが一般的ですが、この様に主語と動詞の間に挟むことで、リズムに変化が生まれます。
読み手 (採点者) に対し、「これから具体例の説明に入る」という合図を、強調する効果があります。
挿入用法が得点アップに繋がる理由
英検ライティングの採点基準において、挿入用法は以下の2つの観点から高く評価されると考えられます。
① 文法の多様性 (Gramatical Range and Accuracy)
英検英作文では、「同じような構造の文を繰返さない」ことが重要です。
挿入句を用いる事で、単なる「主語 + 動詞 + 目的語」という単調な構造を打破し、複雑かつ正確な文構造を扱える能力を証明できます。
② 文章の論理構成
"however", "therefore" 等の接続(副)詞を文中に挿入する事で、文と文との論理的な繋がりが強化されます。
これにより、一貫性のある、論理的に洗練されたエッセイとして評価されます。
日本英語検定協会が公表しているライティングの採点に関する注意点では、採点基準「構成」における助言として、接続詞などを効果的に使う事を推奨しています。
挿入用法は、この「接続詞など」を効果的に使う鍵の一つです。
練習問題
それでは、実際に文章を使って、英作文の練習をしてみましょう。
与えられた単語を並び替えて、以下の日本文を、挿入用法を用いて、英文に直して下さい。
① 「多くの人々は、その政策が経済を活性化させると信じている。しかし、専門家の中にはその効果を疑う者もいる」
使用する単語 (語句):believe, the policy, its effectiveness, many people, boost, however, doubt, some experts, the economy,
② 「再生エネルギーへの投資は、長期的にはコストを削減するだろう」
使用する単語 (語句):reduce, will, investing, costs, in renewable energy, in the long run,
③ 「教育へのアクセスを改善することは、間違いなく、格差を是正する最も効果的な方法である」
使用する単語 (語句):the most effective way, is, access to education, without a doubt, reduce inequality, improving, to,
回答
① Many people believe the policy will boost the economy. Some experts, however, doubt its effectiveness.
② Investing in renewable energy will, in the long run, reduce costs.
③ Improving access to education is, without a doubt, the most effective way to reduce inequality.
挿入用法 おわりに
「挿入用法」は、一度マスターすればどんなトピックでも応用可能な強力な武器になります。
次回の英作文練習では、まず、"however" や "for example" を文中に挟むことから始めてみて下さい。
英作文が、よりプロフェッショナルで説得力のあるものに変わるはずです。




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