ご存じの通り、2024年度第1回試験より英検英作文問題は、一部リニューアルされます。
英検1級・英検準1級・英検2級では、与えられた英文を要約する問題が新たに加わります。
英検準2級・英検3級では、e-メールに対する返信を書く問題が追加されます。
このブログでは、英検1級の要約問題について概略を触れたいと思います。 採点基準は従来通りの4つ(内容・構成・語彙・文法)ですが、その指標は少し異なります。 概略を示すと、次の通りです。 内容:与えられた原文を単に写すことなく、主題を的確に要約しているか。 構成:必要に応じて接続詞等を用い、与えられた原文通りの論理構成となっているか。 語彙:英検準1級に相応しく、かつ、自分の言葉を用いているか。 文法:正しい英文法に従っているか。 日本英語検定協会公表の出題例(資源としての砂採の功罪についての文章を要約する問題)では、「できる限り自分の言葉で」要約することが求められており、従来にもまして、言換えの知識は重要になると考えられます。 具体的には、どのような言換えや要約が用いられているでしょうか。以前記しました要約例や言換え例に続いて、上記出題例に従って、具体的に見てみましょう。 (上が原文で、下が要約文で使われている表現です。) ・The consequences of sand mining is a major concern. Removing sand from
waterbodies increases water sediments, blocking sunlight ; this interferes with
underwater plants' production of oxygen making survival for fish and other organisms
difficult ↓
sand mining also has ecological consequences that endager the lives of organisms
(砂採取による水性生物への具体的な悪影響を "endangers the lives of organisms" と
纏めています。)
・Demand for the resource has taken a toll in Indonesis, Malaysia and Cambodia, which
have banned sand exports in efforts to preserve local ecosystems ↓
In response, some governments are trying to mitigate the harm that arises from this by
enacting laws that prohibit the export of sand. (余り語彙数は減っていませんが・・・)。
上記以外にも例はありますが、具体例を一般的・抽象的表現に置換えているものが多い様です。
新たな形式で慣れない問題でもあり、一定の時間内にこなすには簡単なことではありません。 試験本番前に、練習を重ねておいてもよいかもしれません。 当教室では、この新形式英作文問題の無料体験添削を、ホームページにて受付けています。
よろしければ、是非ご利用下さい。

英検英作文添削教室は、英検英作文問題対策に特化した英作文添削サービスをご提供しています。
講師は英検1級を保持し、英検英作文に精通したプロが行なっています。
英文表現に限らず、英作文内容のわかり易さや説得力も添削の対象にし、なお且つ、英作文問題の採点基準に則した採点シートも添付される、全く新しいタイプの高品質の添削サービスです。
Comentarios