英検1級・準1級ライティング攻略の鍵スコアを伸ばす分詞構文活用術
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なぜ「分詞構文」が重要なのか?
英検1級や準1級の英作文(ライティング)で高得点を狙う際、避けて通れないのが採点基準の一つである「文法 (Grammatical Variation)」です。
単に正しい英文を書くだけでなく、文型の多様性を示さなければなりません。
そこで非常に効果的なのが分詞構文です。
文をコンパクトに纏め、論理的な流れをスムーズにするこの技法は、合格レベルの答案には欠かせない要素です。
公式解答例に見る分詞構文の頻出パターン
日本英語検定協会が公表している過去問題の解答例を見ても、分詞構文は巧みに組込まれています。
例えば、以下のような文章が使われています。
①英検1級レベル
"By addressing famine or diseases, unrest can be reduced, stimulating local economies."
「飢餓や病気に対処することにより不安が軽減され、それが地域経済を活性化させる」
結果 (~して、その結果・・・する) を表わす形で、説得力を高めています。
②英検準1級レベル
"This reduces animals' quality of life, causing them to suffer when kept as pets."
「これは動物の生活の質を低下させ、ペットとして飼育される際に苦痛を与える原因となる」
付帯状況や因果関係を簡潔に表現し、語数制限内での情報密度を上げています。
国家指導者のスピーチにも学ぶ
格調高い英文が求められる場面では、プロのライターやスピーチライターも分詞構文を多用します。
例えば、岸田元首相が米国議会で行なった演説の一部です。
"Japanese companies have invested around 800 billion dollars, creating one million American jobs."
「日本企業は約8,000億ドルを投資し、100万人の米国人雇用を創出しています」
この様に、「具体的な行動」+「その結果生じた影響」を繋ぐ形は、英検の主張 (Body) 部分でそのまま応用できます。
分詞構文を使いこなすコツ
いきなり難しい文を作ろうとせず、まずは「2つの文を1つに纏める」意識を持ちましょう。
・STEP1:"A" という事実を書く。
・STEP2:その結果 (又は同時進行)として起こる "B" を "-ing" で繋ぐ。
・STEP3:主句の主語と、-ing の動作の主が一致している事を確認する。
実践練習:分詞構文に書き換えてみよう
それでは、実際に練習してみましょう。
以下の2つの文を、分詞構文を使って1つの洗練された文章に書き換えて下さい。
練習問題1
Government subsidies encourage people to buy electric cars. And they reduce CO2 emissions.
「政府の補助金は電気自動車の購入を促す。そして、それらは二酸化炭素排出を削減する」
練習問題2
Many students spend too much time on social media. They often neglect their studies
「多くの学生はSNSに時間を費やしすぎている。彼らはしばしば学業を疎かにする」
解答例
問題1 :Government subsidies encourage people to buy electric cars, reducing CO2 emissions.
問題2 :Many students spend too much time on social media, neglecting their studies.
分詞構文への書き換えのポイント
練習問題の解答例を振り返りながら、英検の採点官に評価されるポイントを解説します。
練習問題1 の解説
・元の文
Government subsidies encourage people to buy electric cars. And they reduce CO2 emissions.
・分詞構文利用の文
Government subsidies encourage people to buy electric cars, reducing CO2 emissions.
・分詞構文のポイント
"And they・・" という形は間違いではありませんが、少し幼い印象 (箇条書きのような印象)を与えがちです。
分詞構文を使う事で、「補助金が購入を促す」というアクションと、「その結果としてCO2が減る」という因果関係を、一つの流れるような論理構造に纏めることができます。
特に英検1級や準1級では、環境問題や社会問題の解決策とその効果を述べる場面が多いため、この「結果」を表わす分詞構文は非常に便利です。
練習問題2 の開設
・元の文
Many students spend too much time on social media. They often neglect their studies.
・分詞構文利用の文
.Many students spend too much time on social media, neglecting their studies.
・分詞構文のポイント
この例では、2つの動作が同時に、あるいは連続して起きている「付帯状況」を表わしています。
「SNSに時間を使いすぎる」事と「勉強を疎かにする」事はセットの事象である為、分詞構文で繋ぐのが自然です。
又、代名詞 They の使用を避け、文章全体がスッキリと洗練された印象になります。
分詞構文で合格を引寄せる「セルフチェック」のコツ
分詞構文を作るときには、以下の2点を確認しましょう。
① 主語の一致:reducing や neglecting の主体は、文の主語 (Government subsidies / Many students) と同じですか?
② カンマの活用:文末に付け加える「結果・付帯状況」の分詞構文では、直前にカンマを置くのが一般的です。
これにより、読者に「ここから補足説明 (又は結果) が始まる」という合図を送ることができます。
教室からのアドバイス
採点基準「文法」のスコアを上げる近道は、難しい単語を並べる事ではなく、「接続詞 (and, because等) 以外の方法で文を繋ぐバリエーションを使える英作文力」を見せる事です。
まずは1つのエッセイの中で、1箇所だけ分詞構文を使ってみる事から始めましょう。
それだけで、英文の「プロっぽさ」が上がります。




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