英検準2級プラス 英作文の傾向と公式解答例から見える特徴
- 12 分前
- 読了時間: 6分
2025年度から新たに設けられた英検準2級プラス。
従来の準2級と2級の間の壁を埋めるレベルとして注目を集めていますが、受験生にとって一番の関心事は「準2級プラスのライティング (意見論述英作文) で何が求められるか?」ではないでしょうか?
今回は、日本英語検定協会公表の2025年度第1 ~ 3回試験の公式解答例を分析。
QUESTIONの傾向から、使用表現・言換え例などを解説します。
2025年度のQUESTION (出題テーマ) の傾向
まずは、2025年度に出題された準2級プラスのQUESTIONを振り返って見ましょう。
・第1回:店舗のプラスチックバッグ (レジ袋) を使うべきか、マイバッグを持参すべきか?
・第2回:外国人観光客にとって、日本の駅を利用するのは難しいと思うか?
・第3回:有名な観光地の近くに住むことは良いことだと思うか?
同年度の準2級のQUESTION (就寝時間の自己管理、スマートフォンへのメモ、読んだ本についての意見交換) では、個人を中心にしたテーマが出題されています。
準2級に比べると、準2級プラスでは「環境問題」「外国人観光客」「観光地と地域社会」など、身近な社会問題へとシフトする傾向が見られます。
とは言え、2級と比較すると専門的・抽象的な語彙を必ずしも必要とする訳ではなく、多くの方が一度は考えた、あるいは感じた事のあるようなシーンが選ばれていると言えそうです。
つまり、準2級プラスのQUESTIONは、
① 準2級の様な個人を中心とした課題よりも、より社会問題寄りの話題が選ばれる。
但し、
② 社会問題 (環境問題や観光地の課題など)が出題されるものの、それらは2級に比べて、比較的身近な、普段の生活の中で考える・感じる事の多い事象が選ばれる傾向がある。
英検協会解答例の分析と特徴把握
QUESTIONの傾向から更に一歩進めて、日本英語検定協会が公表している英作文問題解答例を分析すると、英作文自体には、共通のルールが見えてきます。
準2級プラスの英作文の語彙数指定は 50 - 60 語ですが、その構成は次の様になります。
・第1パラグラフ:自分の意見 (10語前後)
2025年度第3回目試験のように、"Do you think ~ ?" 型の QUESTIONに対し、"Yes, I do." だけの簡単なものもありますが、おおよその語彙数は10前後を目安にすれば良いでしょう。
"I have two reasons." と最後に付け加えるケースもあります (2025年度第1 ~ 2回試験)
・第2パラグラフ:意見裏付け理由① (25語前後)
まず、"First" で書き始め、意見を裏付ける最初の理由を書き、その後に説明を加えます。
この "説明文"には、"主語 + can + 動詞 + 目的語・・・" の構文が使われる事が非常に多くなっています。
この傾向は、2級と同じです。
(但し、2級の場合には、文末に "前置詞 (by など) + 動名詞" を伴うことも多い。)
例えば、英検協会の準2級プラスの解答例では、
1) we can save money (お金を節約する事ができる) - 2025年度第1回試験
2) Foreign visitors can have a smooth trip (外国人観光客はスムーズな旅行をすることができる) - 2025年度第2回試験
3) people near famous sightseeing spots can easily visit such places
・第3パラグラフ:意見裏付け理由② (25語前後)
まず、"Second" で書き始め、意見を裏付ける最初の理由を書き、その後に説明を加えます。
文章の流れは、第2パラグラフと同様、意見裏付け理由を書き、その説明を "主語 + can + 動詞 + 目的語" の構文を用いて記載できます。
・第4パラグラフ:なくても大丈夫です。
2級では、結論として第4パラグラフに、自分の意見の締めくくりを書きますが、準2級プラスでは、上記の通り第1 ~ 第3パラグラフで60語彙程度に達しており、第4パラグラフは必要ありません。
この様に見ると、準2級プラスでは、"主語 + can + 動詞 + 目的語" の文型を使い、身近な社会問題 (環境・観光など) についての考えを書ければクリアできます。
「比較的シンプルな語彙」で十分書けます
次に、公式解答例で使われている語彙について見てみましょう。
「難しい単語を使わなければ・・」と身構える必要はありません。
英検協会解答例で使われているのは、比較的シンプルな語彙です。
例えば、
・第1回:garbage (ゴミ)、environment (環境)、save money (お金を節約する)
・第2回:Internet (インターネット)、smooth (スムーズな)、provide (提供する)
・第3回:sightseeing spots (観光地)、local (地元の)、check (確認する)
第2回の "provide" は少し難しめかもしれませんが、全体として馴染みのある単語と言えるのではないでしょうか。
無理をして難しい語彙を使い間違いを犯すよりも、普段使い慣れている単語で、論理的な文章を作れば評価されます。
QUESTION内の表現をスマートに言換える(パラフレーズ)
最後に、QUESTIONで使われている表現をどの様に言換えているかをみてみましょう。
解答例では、QUESTIONで出てきた単語などをそのまま何度も繰返さず、さりげなく別の表現に言換えています。
例えば、
第1回:plastic bags from stores ⇒ our own bags (plasticは省略)
第3回:tourist spots ⇒ sightseeing spots
但し「試験時間が足りない」、「言換えに自信がない」時には、無理に言換えようとして間違ってしまうよりも、QUESTION文言をそのまま使っても良いでしょう。
動名詞主語の構文に慣れていれば、是非この構文を活用して下さい。
その理由は次の通りです。
① 準2級プラスの QUESTIONは "Do you think it is + 形容詞 + for + 目的語 + to-不定詞・・" の形ですが、この文章の "it is + 形容詞" 以下は動名詞主語を使って言換えることができる。
例えば、2025年度第3回試験の TOPIC "Do you think it is good for people to live near famous tourist spots ?"の場合には、
"living near famous tourist spots is good for people" と言換えることができます。
② 動名詞主語を使う事により、構文の多様化が図られ、採点基準「文法」での評価が上がる。
③ 動名詞主語は英検2級以上の上級でも頻繁に使われます。準2級プラス対策時に一度この構文をマスターすれば、その後級が上がっても活用できます。
準2級プラス英作文で高得点を狙う 対策のまとめ
英検協会の解答例分析を参考に、今日からでもできる対策は以下の通りです。
① 「お金(コスト)」「時間」「環境」「便利さ」の引出しを作る。
2025年度のQUESTIONのレジ袋 (コスト・環境)、駅 (便利さ・時間)、観光地 (便利さ・異文化) の様に、どんなテーマ (QUESTION) が出題されても、4つの切り口のどれかで2つの理由が書ける様に準備しておきましょう。
② 50 - 60語の感覚を身につける
本体パラグラフとなる第2 ~ 3パラグラフでは、まず理由を書き、その説明を "主語 + can + 動詞 + 目的語・・"構文で1 ~ 2文で書けば、語彙数は25程度になります。
この感覚を身につければ、意見表明する第1パラグラフ(10語程度)と合せて、比較的簡単に50 - 60語に到達します。
まずは、簡単な単語を使ってでも、このリズムを掴みましょう。
③ 言換えのテクニック習得
people ⇒ citizens、visitors ⇒ tourists、good ⇒ beneficial などの言換えや、QUESTIONの it is + 形容詞 + for 目的語 + to-不定詞" ⇒ "動名詞主語" の言換え技術をマスターしましょう。
以上3つのポイントを身につければ準2級プラス英作文問題で高得点を狙うことができます。
結び
当スクールでは、この進級に完全対応したライティング添削指導も行なっています。
「理由が思い浮かばない」「語彙数が足りない・・」などのお悩みがあれば、是非無料体験英作文添削もご活用下さい。
以下 URLより気軽にお問合せ可能です。




コメント