スマホを置いて、物語の旅へ。些細な日常が愛おしくなる一冊「All Small Things」
- 11 分前
- 読了時間: 3分
こんにちは。英検英作文専門添削教室です。
日々、英語の論理構成や語彙と向き合っている皆様へ、今日は少し趣向を変えて、一冊の素敵な日本語の小説をご紹介したいと思います。
「最近、スマホの画面ばかり見ていて、ゆっくり本を読んでいないな」
そんな方こそ、是非手に取っていただきたい物語です。
ご紹介する一冊:角田光代 著「All Small Things」
今回ご紹介するのは、直木賞作家・角田光代さんの「All Small Things」。
様々な人のデートにまつわるエピソードが、連作短編の様な形で綴られている一冊です。
「一番印象に残っているデート」「最もデートらしくなかったデート」「最低のデート」「この人と結婚してよかったと思う瞬間」・・・。
ページをめくるたび、誰かの人生の特別な、あるいはちっぽけな一場面に立ち会うことができます。
この本をお勧めする4つの理由
この恋愛小説を、多くの方に本当に読んでもらいたい・・・。
その理由は、
① 驚くほどの「読みやすさ」
一つのエピソードは、長くても10ページほど。
移動中や寝る前のちょっとした時間に、サクサク読み進められます。
② 思わず吹き出す「ユーモア」
共感したり、思わずクスッと笑ってしまったり。
読後感がとても軽やかです。
③ 心に灯がともる「奥深さ」
ただ楽しいだけでなく、読み終わった後にじんわりと心が温かくなる様な、深い洞察に満ちています。
④ 「些細な事」の尊さを味わえる
タイトルの通り、描かれているのは他人から見れば「取るに足らない (Small Things)」事ばかり。
でも、その小さな積重ねこそが、人生の宝物だと気づかせてくれます。
あとがきにある、「無駄な様な無駄でないような、そこからしか知り得ないことのなんと多いことか。」の一節に、"人生の不思議" が詰まっているのかもしれません。
英作文と読書の意外な共通点
一見、英作文の学習と、小説の読書は無関係に思えるかもしれません。
しかし、実は深い繋がりがあります。
英作文、特に「自分の意見を伝えること」の本質は、自分の心にあるぼんやりとした感情や事実を、言葉という形にして整理する事です。
「All Small Things」に出てくる人々は、自分でも気づいていなかった大切な瞬間を、記憶という引出しから丁寧に取り出します。
読書を通じて、「言葉が持つ表現の幅」に触れる事は、めぐりめぐって「自分の考えを言語化する力」を養う事にも繋がるのです。
「些細なディテールを大切にする」
これは、説得力のある英作文を書く時にも、豊かな人生を送る上でも、共通して大切な事かもしれません。
おわりに
スマートフォンで情報を受取るスピード感も刺激的ですが、本を開き、活字を追いながら自分のペースで情景を思い浮かべる時間は、脳にとっても最高の贅沢です。
英検対策で少し肩に力が入ってしまったとき、この本を手に取ってみて下さい。
読み終えたときに、いつもの景色が少しだけ違って見えるはずです。
「次はどんな本を読もう」
そんなワクワクを、是非楽しんで下さい。



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