英作文問題で自分史上最高得点
- 英検英作文専門添削教室・英検英作文テスト対策

- 5 日前
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「英検英作文問題で、2回連続の自分史上最高得点!」 1級英作文添削コース受講生の方から頂いたご報告です。 嬉しいお知らせを有難うございます。
教室サイドでも、元気を頂けて、且つ、勇気づけられます。
振り返って、この生徒さんの、受講のキッカケから受講中の英作文力向上の経過を、時系列に辿ってみたいと思います。
受講のキッカケ
この生徒さんは、X (旧ツイッター)を利用される事もあり、他の1級受講生の「合格通知」のご投稿を見たのが、受講のキッカケでした。 合格された受講生の方は、1級5回英作文添削コースをリピートで受講下さり、見事英検1級に合格。
当教室のサービスに大変満足して頂き、その由を "X" にご投稿頂いていました。
このご投稿を参考に、要約問題を対象にした無料体験英作文添削を申込み頂きました。
無料体験英作文添削から本受講へ
要約問題の無料体験英作文添削のテーマは、当教室で準備した「昆虫食」に関する内容でした。
教室で使用している採点シートでは、以下の通り改善の余地が残る要約内容でした。
・内容:原文内の重要な要素の見落としがある。
・構成:要約文指定語彙数の 90 ~ 110を十分に活用せず(使用語彙数は80)、それが内容不十分の一因とも考えられる。
・語彙:原文で使用されている語彙からの言換えが行なわれ、工夫の後が見受けられる。一方で、"concerned" と "concerning" を混同して使用されている面がある。
・文法:要約文内に、構造の不適切な文章が見受けられる。 この無料体験英作文添削の結果を踏まえて、1級添削10回コースを受講頂く事となりました。
添削10回コース 前半における英作文力向上のプロセス
10回添削のうち、ご本人の意向で、はじめの2回は要約問題に充てました。
原文は当教室で準備したもので、1回目はSNSに関するもの、2回目はヘルスケアに関する文章を要約して頂きました。
採点基準に従った、教室独自の採点シートでは次の様な出来映えでした。
・内容や構成は、概ね問題なく上手く要約されている印象。
・一方で、語彙では、不自然な語彙使用が見受けられたり、原文の語彙をそのまま使っているケースが多く見受けられました。
・文法では、"and" の使い方が気になりました。具体的には、"A and B" という表現で、A と Bの文法的な役割が異なってしまっており、文脈を追いづらい面がありました。
又、文章構造の不完全な英文も含まれ、採点基準「文法」での採点にマイナスの影響が懸念される内容でした。
添削3回目以降は、意見論述型英作文の添削で、まずは、「表現の自由」「格差問題」「気候変動」に関するトピックなどの英作文添削から始めました。
当教室の採点では、
・内容:トピックの意味を勘違いするケースや、内容が冗長になってしまう箇所はあるものの、その他は概ね良好。
・構成:各パラグラフの先頭で、文章の流れを伝えやすい語彙が使われ、構成上の問題も少ない。
語彙:文脈上不自然な語彙が使われたり、言換えが不十分で、同じ語彙が重複して使用されるケースが目立つ。
文法:やはり構造の不適切な文章があり、第1パラグラフと第5パラグラフで共にトピック文言がそのまま使われ、1級としては工夫が十分ではない英作文である。
添削10回コースのうち、前半を総括すると以下の様な状況でした。
文章構造は概ね良好。
文法的な誤りとして、
・動詞の使い方、
・"動詞 + 目的語" の不自然な繋がり、
・能動態と受動態の使い分け
などに改善の余地が見受けられ、その由を指摘して、後半の添削に望みました。
添削10回コース 後半における英作文力向上のプロセス
添削コース後半は、「軍縮」「南極商業開発」「政府補助金」に関するトピックを教室サイドで準備。
上記同様に、4つの採点基準別にみると、
内容、構造:上手く纏められており、大きな誤りやミスは見受けられない。
語彙:コロケーション上の問題が否定できず、より適切な語彙の選択が望まれる。
文法:時制に改善の余地があり、現在完了形を使えば英作文の質が向上すると考えられる。
サービス後半は、添削を通して、文法上、特に文章構造の大きな誤りが減り、目に見えて改善されている印象でした。
そして迎えた、2025年度第1回試験で、英作文問題は要約問題、意見論述英作文問題共に、24/32点で、ご本人としては、最高の得点を手にすることができました。
読解・リスニングの点数の影響もあり、一次試験合格には届きませんでしたが、当教室のサービス内容には大きな信頼を寄せて下さり、"X" でも、その由のご投稿をされ、準1級を目指している方に対し、当教室をご紹介して下りました。
本当に有難うございます。
リピートでの1級英作文添削御受講
その後数ヶ月経過し、再度1級10回コースを御受講頂きました。 リピート受講前半では、「安楽死」「地球環境」などのトピックに取組んで頂きました。
前回の受講の通り、英作文内容と文章構造は概ね合格ラインと考えられるレベルで、問題は語彙と文法であると判断。 語彙は、不慣れで難解すぎる語彙の使用を戒め、例えばトピック関連の "The government should provide・・・" を繰返して使用する点を注意して頂きました。
又、"mega" や "condo"などカジュアルな語彙の使用回避の助言も加えていきました。
そして、10回添削コースの後半では、「教育無償化」「最低所得制度」「GDP」に関するトピックへと移っていきました。
後半になると、次の様な大きな改善が感じられる様になり、印象に残ったのを覚えています。
内容:課題に相応しく、説得力のある一段とレベルアップした内容へ。
構成:一部、”くどい”感じのした接続(副)詞の使用減。
語彙:同じ語彙の繰返し使用の減少。ただし、"struggle" などの使用に不安定性あり。
文法:現在完了形が上手く使える様になる。一方で、分詞構文で使い方に誤りのある場合があり。
全体を通して英作文の質が向上し、当教室採点シートの得点も上がりました。
英作文問題の自分史上最高得点
そして迎えた、2025年度第2回試験。
英作文問題は更に3点アップし、27/32点。
ご本人・教室サイドで喜びを分かち合いました。
英作文問題では合格レベルに達した点を踏まえ、ご本人からその他の対策についての相談も受け、次の様な提案を致しました。
・要約問題対策:要約前の原文の構成把握の重要性と、要約文に含める必要のない「捨てる」箇所の見極め
・読解問題対策:英字新聞などの多読で、読解力はじめ、リスニング力向上と、洗練された英作文表現のインプットと、”英語脳”のスタミナアップ
・リスニング問題対策:同じ問題集を繰返し使用する場合の注意点と、新規問題集活用時の心構え提案
英作文問題では合格ラインを突破したので、その他の問題でも点数が上がる様に、今後も、受講生を連絡を密に、共に頑張っていきたいと考えています。




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