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受講者(英語塾の先生)のお声「教える側として添削方法を改めて勉強できた」

通常とは異なるケースですが、英語塾で中高生に英語を教えておられる先生が、リピートで受講されることがありました。


受講後に頂いたお言葉が「教える側として英作文添削方法を改めて勉強する事ができた」でした。 "先生に対して添削なんて・・・”と受講直前には不安もあったのですが、有り難いご評価を頂き、大変嬉しく思っています。


当時の受講の経緯を振り返ってみます。


受講頂いた先生は、「英検英作文対策」等で検索された結果、当教室をお知りになったとの事です。


英検準1級と2級を目指している生徒さんがいらっしゃ り、この二つの級で合せて5回の添削コースを、数ヶ月の間を挟んで、2回受講して頂きました。


この二つの級での添削サービスの概要を記してみます。


英検準1級添削サービスの内容  

生徒さんは複数名おられた様ですが、生徒さんの英作文を先生がまず目を通し、当教室へ送られるという形式での添削サービスとなりました。


トピックは以下の様な、過去問題やお手元の問題集からピックアップしたもので、各々のケースの添削概要は以下の通りです。

・トピック:若者の投票推進


このトピックでの英作文は、特に内容に改善すべき箇所がありました。


例えば、トピックでは、「若者」を対象にした投票の勧めであったにも関わらず、英作文では一般有権者全般を前提にした内容で、「トピックを正しく理解していない」との評価を受けかねないものでした。

又、論理性にもひっかかる点があり、「投票増 ⇒ 物価高」との内容は論理として若干の飛躍がある気がし、 更に、「政治家への信頼改善 ⇒ より良い社会」との内容では具体例などがなく、説得力が欠けている印象でした。


文法面では、文章が冗長である点が気になり、上記の内容面と合せて改善すれば、英作文の質も向上するとの提案をさせて頂きました。 (改善後の文章例は提示)。


・次のトピック:リサイクル可能商品について


このトピックでご提出頂いた英作文は、語彙数が約175と指定数を超えており、その影響もあって、内容が間延びしている印象でした。


内容重複部分を削除する事により語彙数の問題、冗長な印象共に改善でき、"problems", "pollution", "products" などの語彙の重複使用も減らせ、内容面・語彙面での評価アップに繋げるお話をさせて頂きました。


・3つ目のトピック:企業のプラスチック廃棄物減量義務について


このトピックでご提出頂いた英作文では、内容面と文法面で改善すべき箇所がありました。


トピックでは廃棄物を減量すべき主体が企業であるにも関わらず、英作文では企業が中心となっておらず、課題把握不足と解釈される可能性がありました。


文法上の誤りとして、"are wanted reputation", "people who is (peopleを単数扱い)", "want to these item ( "to"不要) などが見受けられました。


これら内容面・文法面を改善すれば、英作文の評価が上がる由を説明させて頂きました。

勿論、改善後の文章例は提示しています。


・4つ目のトピックは企業の人事評価に関して、能力主義と年功序列の優劣を問うものでした。


トピックと共に課されるポイントは、"Motivation to work", "Experience" などでしたが、ご提出の英作文ではどのポイントを採用しているのか不明瞭である点が、内容面で修正すべき点と助言致しました。


語彙では、不自然な文脈や、文章内での文法上の役割が不明瞭なものがある点、


文法面では、TOPIC文言をそのまま引用している箇所の言換え例を書き添えました。

上記の様な内容・語彙・文法(文型の多様性)などの改善箇所提示と、改善後の文章例紹介を行ないました。


英検2級英作文添削サービスの内容

英検2級受験予定の生徒さんも複数名おられました。


準1級のケースと同様、まず先生が目を通された後で、英作文を当教室へご提示頂くという流れでした。


・トピックは、オンラインサービスについてで、英作文には採点基準の視点から以下の様な懸念がありました。


内容:本体パラフラフの長さ・内容共に不十分な印象で、第2・第3パラグラフ各々で、一文を追加する様助言。


語彙:"online", "think" などの語彙が重複して使われている為、言い換え語を提示。 又、トピック文言をそのまま使用している箇所については、代替表現を提案致しました。

文法:文章の流れが単調な面がありました。 第2・第3パラグラフ共に、第1文 + "For example" を用いての具体例提示。


又、同じ主語(companies や代名詞の they) が6回も繰返し使われており、採点基準「文法」で注意喚起されている「同じ表現の繰返し使用」が目立ちました。


この同じ主語の対策として、"無生物主語 + enable・・・"などの提案。(enable は英検2級としては若干高度な語彙であるかもしれません)。


・もう一つのトピックは、都会ではなく地方に住む事を奨励すべきかどうかという内容でした。


ご提出の英作文では、本体となる第2パラグラフで取り上げたポイントが不明瞭で、課されているポイントを一つ取り上げ、同ポイントを中心にした内容へ誘いました。


又、”increase", "decrease" の重複使用が見られましたが、これらの語彙はトピックに関わらず、繰返し使用してしまいがちな語彙である為、言い換え語として、"rise", "surge", "decline", "drop" などを便利な代替語彙として紹介しました。


受講を終えて


上記の様な概略の添削を経て、グーグルマップにも当教室に対する「口コミ」をご投稿頂くなど、添削サービスにご満足頂けたご様子で、有り難く感じています。


生徒さんや英語塾の更なるご発展をお祈りしています。


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