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英検1級ライティング The Japan Timesから学ぶ偽情報・情報操作の決定版フレーズ4選

  • 14 時間前
  • 読了時間: 5分

皆さん、こんにちは。

大阪を拠点にオンラインサービスをご提供しています、英検英作文専門添削教室です。


英検1級の英作文や二次試験 (面接) では、「テクノロジーの発展と民主主義」「SNSによる世論誘導」「サイバーセキュリティ」など、現代社会の根幹を揺るがすテーマが出題されます。


この様な抽象度の高いトピックで高得点 (特に vocaburary) を狙うには、新聞の社説で使われる様な、精錬された生きた表現をストックしておくことが一番の近道です。


今回は、2026年6月26日付 The Japan Times に掲載された Stephen R. Nagy 教授の社説から、英検1級に直結する重要フレーズを4つ厳選して解説致します。


必修の引用英文 & キーフレーズ解説


① 現代のサイバー紛争の本質


"Modern cyber conflict is about creating deep fissures in an adversary's society, rendering it less cohesive, less united and ultimately paralyzed by distrust."


「現代のサーバー紛争の本質は、敵対国の社会に深い亀裂を生み出し、社会の結びつきや団結力を弱め、最終的には不信感によって社会を麻痺させる事にある」


create deep fissures in ~ = ~に深い亀裂を生み出す

fissure (裂け目) は社会の分断を表わす際に使われる、洗練された単語です。


render + 目的語 + 補語 = 目的語を ~ な状態にする


render は make のフォーマルな表現です。


cohesive = 結束力のある


paralyzed by distrust = 不信感によって麻痺した


② 情報操作の真の狙い


”The objective is not to promote authoritarianism directly, but to corrode the trust that sustains democratic societies and international cooperation grounded in rule of law, transparency, political accountability and a free civil society."


「その目的は、権威主義を直接的に普及させることではなく、法の支配・透明性・政治的説明責任・そして自由な市民社会に裏付けられた、民主主義社会と国際協力を支える信頼を侵食することだ」


corrode the trust = 信頼を侵食する (徐々に台無しにする)


sustain = ~を維持する、支える


be grounded in ~ = ~ に基づいている、~ に根ざしている


political accountability = 政治的説明責任


③ 嘘と真実の境界線


"A public that can no longer distinguish between truth and falsehood cannot distinguish between right and wrong and become vulnerable to manipulation."


「真実と嘘の区別がつかなくなった大衆は、善悪の判断もできなくなり、情報操作に対して脆弱になる」


distinguish between A and B = A と B を区別する (discern A from B)


falsehood = 虚偽、嘘 (untruth や lie よりも学術的でフォーマル)


be vulnerable to manipulatrion = 世論誘導 (操作) に対して脆弱である


④ 民主主義の機能不全を煽る手口


"The aim is to dilute shared understandings of truth while amplifying the perceived failure of democratic systems."


「その狙いは、真実に対する共通の理解を薄める一方で、民主主義システムが機能不全に陥っているという認識を増幅させる事にある」


dilute = 薄める、解かす ⇒ (影響力や理解を) 希薄化させる


amplify = ~ を増幅させる、拡大する


perceived failure = 失敗・機能不全という認識


英検1級レベルの練習問題 (Practice Quiz)


上記で学んだフレーズを使って、実際の英作文で使える一文を作ってみましょう。


空欄に入る適切な語句を下から選んで下さい。


Q1


The spread of fake news on social media ( ) public trust in traditional journalism.


「SNS上のフェイクニュースの拡散は、伝統的ジャーナリズムに対する市民の信頼を侵食している」


Q2


Without media literacy, internet users become highly ( ) to political manipulation.


「メディアを読み解く力がなければ、ネットユーザーは政治的な情報操作に対し非常に脆弱になる」


Q3


Widespread disinformation can ( ) a democratic nation less stable and deeply divided.


「広範囲に及ぶ偽情報は、民主主義国家の安定性を損ない、深く分断された状態にしうる」


語群


・distinguish between A and B

・render

・corrode

・vulnerable


解答と解説


Q 1 : corrodes (又は、has corroded / is corroding)


主語が "The spread" なので、三単現の "s" を忘れずに。

「信頼を蝕む」は "corrode trust"


Q 2 : vulnerable


be vulnerable to ~ (~ に対して脆弱である、影響を受けやすい)


Q 3 : render


render + 目的語 (a democratic nation) + 補語 (less stable) の構造です。


今日のまとめ:英作文でこう使う!


英検1級のライティングでソーシャルメディアの負の側面や、民主主義の危機について書く際には、単に "Fake news is nad." と書くよりも、今日学んだ表現を応用してみましょう。


例えば、


Instead of "Fake news makes people confused."


Use : "Disinformation dilute shared understandings of truth, rendering the public vulnerable to manipulation."


この様に、"dilute, render, corrode" などを動詞として使うだけでエッセイの格調が一段と高まり、合格点へと一気に近づきます。


日頃からクオリティの高い英文に触れ、表現の引出しを増やしていきましょう。


補足:"erode" と "corrode" の違い


最後に、上記で学んだ動詞 "corrode" と "erode" の違いについて記載致します。


イメージとしては、corrode が「化学変化による腐食」を、erode が「物理的な侵食」を表わします。


corrode


本来の意味:酸やサビなどの化学反応によって、金属が内側からジワジワと腐食する。


比喩的なニュアンス:組織や社会の内側から、あるいは健全な精神や信頼関係を、ジワジワと腐らせて崩壊させるニュアンスを持ちます。


今回の文脈:偽情報により、民主主義の根幹である信頼が内側から腐っていくニュアンスです。


erode


本来の意味:雨や風、波などの物理的な力によって、土壌や岩が少しずつ削られていく (土壌侵食など)


比喩的なニュアンス:権力、価値、支持あるいは信頼などが、時間の経過や外的な要因によって徐々にすり減っていく、目減りしていくニュアンスです。


英作文での使いやすさ:コロケーションとして、"erode trust" (信頼を損なう) は非常に一般的で、ネイティブも日常的・学術的に頻繁に使います。


"corrode", "erode" 共に英検1級のライティングで使える重要語彙です。


ニューヨークタイムズを読むネコ
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