英検準1級英作文:要約問題対策「help + 原形不定詞」を使って理由を効果的に説明しよう
英検準1級の英作文では、自分の意見を述べるだけでなく、その意見を支える理由を具体的に説明する事が重要です。
そこで、是非覚えておきたい表現の一つが、
help + 動詞の原形
です。
「help + 動詞の原形」は、「~するのに役立つ」「~する助けになる」という意味を表わします。
例えば、
Technology helps improve people's lives.
なら、「テクノロジーは人々の生活を改善するのに役立つ」という意味になります。
この表現は、英検準1級の英作文で理由を説明する時に非常に使いやすい表現です。
又、要約問題でも、本文第2パラグラフに記載の、主題のメリットや効果を簡潔にまとめる際に役立ちます。
この表現の働きや、英検英作文で使う際の効果を解説致します。
「help + 原形不定詞」の基本を確認
「help + 動詞の原形」は、
help + 人・物 + 動詞の原形
又は、
help + 動詞の原形
という形で使う事ができます。
例えば、
・Technology helps improve our lives.
・Public transportation helps reduce traffic problems.
・Exercise helps people stay healthy.
などです。
いずれも、「~するのに役立つ」という意味になります。
英検準1級の公式解答例にも登場
実は、この「help + 原形不定詞」は、日本英語検定協会が公表している準1級の英作文解答例にも実際に使われています。
ここでは、具体例を3つ見てみましょう。
① Self-driving cars help minimize human error.
2025年第3回の準1級英作文の解答例には、
As they help minimize human error, they contribute to safer travel experience.
という文があります。
この例では、
help + minimize
という形が使われています。
「自動運転車が人間のミスを最小限に抑える ⇒ より安全な移動に繋がる」
という因果関係を簡潔に表現しています。
② Getting a high-paying job helps improve people's personal lives.
2024年第2回の準1級英作文公式解答例では、次の英文が使われています。
Second, getting a high-paying job helps improve people's personal lives.
この文では、
Getting a high-paying job + helps + improve・・
という構造になっています。
「高収入の仕事に就くことは、人々の個人の生活を改善するのに役立つ」
という意味です。
ここで注目したいのが、主語が
Getting a high-paying job
という動名詞主語になっている事です。
「~すること」を主語にして、その効果を
helps improve ~
で説明しています。
これは英作文で非常に応用しやすい形です。
例えば、
Getting enough exercise helps improve people's health.
「十分な運動をする事は、人々の健康改善に役立つ」
Using public transportation helps reduce traffic problems.
「公共交通機関を利用することは、交通問題を減らすのに役立つ」
の様に、様々なテーマに応用できます。
尚、Getting a high-paying job が文の主語なので、三人称単数として、
helps
とする点にも注意しましょう。
③ The crops cultivated can help satisfy rising food demands.
2024年度第1回の準1級英作文の公式解答例でも、次の表現が使われています。
Farming in cities, thankfully, can provide a solution, as the crops cultivated can help satisfy rising food demands.
この文では、
can help satisfy
という形で使われています。
「栽培された作物が、増加する食糧需要を満たすのに役立つ」という意味です。
「都市農業は解決策になる」⇒
「なぜなら、そこで栽培された作物が増加する食糧需要を満たすのに役立つから」
という論理の流れが明確になっています。
なぜ「help + 原形不定詞」は英作文で便利なのか?
では、なぜこの表現を英検準1級英作文問題対策として覚えておくのがよいのでしょうか?
最大の理由は、自分の意見を裏付ける理由を簡単に作る事ができるからです。
例えば、
I believe that public transportation should be promoted.
だけでは、なぜそう思うのかが十分には説明されていません。
そこで、
Public transportation helps reduce traffic congestion.
と続ければ、「公共交通機関は交通渋滞を減らすのに役立つ」という具体的な理由を示す事ができます。
更に、
Public transportation helps reduce traffic congestion and air pollution.
とすれば、2つの効果を一文で説明できます。
英作文の「内容」評価にも役立つ
英検のライティングでは、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点から評価されます。
日本英語検定協会は、「内容」について、単に理由を挙げるだけでなく、その理由を具体的に説明して、意見を支える論拠をより説得力のあるものにする様、助言しています。
例えば、
Online shopping is convenient.
だけでは、「便利だから」という理由に留まっています。
そこで、
Online shopping helps people save time.
とすれば、「オンラインショッピングがなぜ便利なのか」を具体的に説明できます。
更に、
Online shopping helps people save time because they do not have to visit stores.
とすれば、理由の説明が一層具体的になります。
つまり、
help + 原形不定詞は、
「理由 ⇒ その理由によって何が可能になるのか、どの様な効果があるのか」を説明する為の便利な表現なのです。
「語彙」の評価にもプラスになる
help は非常に基本的な単語ですが、その後にどの様な動詞を置くかによって、様々な内容を表現できます。
例えば、
・help reduce costs
・help improve quality of lives
・help preserve the environment
・help solve social problems
・help create jobs
・help maintain public safety
・help satisfy consumers' needs
などです。
英検協会も「語彙」について、同じ語彙や表現の繰返しを避け、文脈に合わせて多様な語彙・表現を適切に使う事を求めています。
その為、help の後ろに置く動詞もセットで覚えておくと良いでしょう。
「文法」の評価にも繋がる
英検協会の「文法」の観点では、文構造のバリエーションや、その正しい使い方がチェックされます。
help + 原形不定詞は、難しい文法ではありません。
しかし、This is good for the environment.
の様な単純な文だけで理由を説明するより、
Renewable energy helps reduce greehouse gas emissions.
の様に、「主語 + help + 動詞」という構造を使う事で、原因・効果の関係を明確に表現できます。
又、
Getting enough nutrition helps improve children's health.
の様に、「動名詞主語 + hels + 動詞」という形も使えます。
動名詞主語とhelp + 原形不定詞 という2つの文法項目を組合わせれば、準1級英作文の得点アップ策として有効です。
「help + 動詞の原形」は要約問題でも使える
この表現は、英作文だけでなく、2024年度から加わった要約問題でも活用できます。
準1級要約問題の原文は、第2パラグラフで、ある制度・方法・技術などのメリットを説明しています。
このメリットを要約する際に、「help + 動詞の原形」が非常に使いやすい表現となります。
例えば、原文に、
「ある技術によって、人々は時間を節約できる。又、生活の質を向上させる事ができる」
という内容が書かれていたとします。
これを、
The technology can help people save time and improve their quality of life.
の様に要約する事ができます。
「~するのに役立つ」 = help + 動詞の原形
の形を使えば、原文第2パラグラフのメリットをコンパクトにまとめやすくなります。
「help + 動詞の原形」を使った基本パターン
次の様なパターンを覚えておくと便利です。
パターン①:物・制度 + help + 動詞
Technology helps improve people's lives.
パターン②:動名詞 + help + 動詞
Using public transportation helps reduce traffic congestion.
パターン③:can + help + 動詞
Renewable energy can help reduce greenhouse gas emissions.
パターン④:help + 動詞 + 目的語
This policy helps protect basic human rights.
この4つを使い分けると表現の幅が広がります。
簡単な練習問題
最後に、「help + 動詞の原形」を使う練習をしてみましょう。
次の日本語を英語に直して下さい。
① 公共交通機関の利用は、交通渋滞を減らすのに役立つ
② 再生可能エネルギーは、環境を守るのに役立つ
③ 十分な運動をする事は、人々の健康を改善するのに役立つ
解答例
① Using public transportation helps reduce traffic congestion.
② Renewable energy can help protect the environment.
③ Getting enough exercise helps improve people's health.
是非、普段の英作文・要約問題の練習に、「help + 動詞の原形」を取り入れてみて下さい。
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