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英検ライティングのコツ:"技術"(Technology)視点でもっと書きやすく

英検ライティングに取組む際、「テーマは分かるけど、書く事が思いつかない」「賛成・反対は決まったが、理由が思い浮かばない」といった悩みを持つ方は少なくありません。 特に、英検1級・準1級・2級では、トピックの難易度も高く、思考の軸がぶれてしまいがちです。 そんな時に非常に効果的なのが「技術 (Technology)」の視点です。


この視点は、ただ「便利だから」「新しいから」といった安易なものではありません。社会問題と技術の接点を見つける事で、論理的で説得力のある英作文を構築できます。


実際に、日本英語検定協会公表の過去問題ライティング解答例にも、技術の観点が多く採用されています。

準1級・2級でも POINT として頻出するこの視点を上手く使えば、安定した高得点が狙えます。 このブログでは、ライティングにおける技術視点の活用方法を、以下の内容で詳しく解説していきます。


目次

  • 英検ライティングで、なぜ「技術」視点が有効なのか

  • 英検ライティングでは、「技術」と「コスト」を組合わせると更に効果的

  • 練習問題に挑戦

  • ライティング対策としての「技術」視点のまとめ


英検ライティングでなぜ「技術」視点が有効なのか  

その理由は大きく3つあります。 ① 抽象的なトピックにも対応できる


英検1級の英作文問題トピックには、エネルギー問題、科学と倫理、教育格差、環境汚染、少子高齢化など、幅広い分野から出題されます。


これらに共通して使えるのが、技術進歩による解決の可能性という切り口です。 例として、次の様なものが挙げられます。


1) Energy issues x Technology : Renewable energy technology helps provide stable energy

(エネルギ問題 x 技術:再生エネルギー技術の発展により、安定供給が可能に)


2) Medical care x Technology : AI can help doctors detect diseases at an early stage

(医療 x 技術:AI診断による早期発見)


3) Farming x Technology : Smart farming can help grow more food

(スマート農業で食糧増産)


4) Education x Technology : Online classes help reduce education gaps

(オンラインクラスで教育格差を是正)


実際に、英検1級のライティング解答例には、以下の様な記述があります。


"By increasing production and lowering electricity usage through technological advancement, a stable energy supply can be maintained for future generations."

(2024年度第1回試験)


Aerospace technologies are our only hope of preventing such disasters.

(2023年度第3回試験)


上記から、英検1級ライティングにおいて、"Technology" の視点が効果的であり、実際に、解答例にも使われている事が分かります。


② 準1級、2級では 英作文問題の POINT として頻出


準1級や2級では、POINT として "Technology" がよく使われるので、この観点から意見を述べやすいと言えます。


過去問題のライティング解答例でも、次の様に "Technology" のポイントが使われています。


"Governments can support the development of new farm technologies by working together."

(2025年度第1回試験準1級)


"Today's technology helps to save water." (2018年度第1回試験2級)


普段から、"Technology" の視点を基に、環境問題や企業活動に関する内容を英文で表現する練習をしておけば、試験本番で役立ちます。


③ 技術進歩のスピードが速いからこそ、リアルな説得力がある


近年、AI、再生可能エネルギー、自動運転、スマート農業、ロボティクス等、技術進歩には目覚ましいものがあります。


従って、英作文においても、具体的かつ時事的な例を盛り込む材料として活用できます。


例えば、次の様な具体例を挙げる事ができます。


AI chatbot helps students in developing countries.

(チャットボットが教育支援を行ない、発展途上国の生徒を支援)


Smart sensors help stop wasting water.

(スマートセンサーで水資源の無駄を防止)


Battery technology helps keep power stable.

(蓄電技術で電力供給を安定化させる)


昨今、技術に関するニュースを聞かない日はないほど、技術革新が注目を浴びています。


この様な状況かにおいて、英作文問題トピックとして課される事の多い社会問題と関連づけて考えることは、英作文の説得力を増す上で有効な手段となります。


英検ライティングでは「技術」と「コスト」を組合わせると更に効果的

「技術」の視点は、コストの観点と組合わせる事で、より論理性が高まります。


例えば、次の様な英文では、ライティングの視点として取り上げられる事の多い「技術」と「コスト」を備えた内容で、その論理性や説得力は、採点者の印象に残るはずです。


"New technology costs money at first but saves more later."

(技術の導入には初期費用がかかるが、長期的にはコストを削減できる) "New technologies can turn traditional methods into cheaper and better ones."

(新技術は従来の方法を、より安く優れたものに変える事ができる)


"Countries can share new technologies and reduce the costs significantly."

(国々で新技術を共有し、コストを大幅に削減する事ができる)


又、”Technology" と "Cost" の視点を、各々異なるパラグラフで活用すれば、二つのパラグラフを書き上げる事ができ、英作文問題の時間短縮にも役立つ事間違いなしです。


練習問題に挑戦


下記の練習問題に自分なりに考えて、挑戦してみて下さい。


練習問題① 1級レベル


TOPIC : Do the benefits of artificial intelligence outweigh the disadvantages ?


技術視点の例:AIによる業務効率化・AIの医療への応用・教育支援

コスト視点の例:人件費や医療コスト削減

デメリットとのバランス:仕事の喪失(失業)・プライバシーへの懸念

練習問題② 準1級レベル


TOPIC : Should schools use more digital tools in classrooms ?


技術視点の例:タブレットや教育アプリでの個別学習・地方や過疎地での教育レベル向上

コスト視点の例:初期導入コスト


練習問題書き方のポイント


① Introduction : 立場・意見を明確に

② Body : 「技術」「コスト」その他の視点から論理展開

③ Conclusion : 再度立場を示し、未来への提案で締める


ライティング対策としての「技術」視点のまとめ


「技術」の視点は、書く内容に困った時のヒントを与えてくれます。 何を書くべきか迷ったときには、「技術」視点で考えてみて下さい。 更に、「コストの問題は?」と重ねて考えてみる事で、論理の軸が明確になり、説得力のある英作文が完成しやすくなります。 当教室では、英作文の「型」から「視点の持ち方」まで総合的に指導しています。


ライティングが苦手な方でも、「どこから考えればよいか」「どんな切り口が書きやすいか」などの相談にも丁寧にお応えしています。


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