「英検2級一次試験 合格しました!」
- 英検英作文専門添削教室・英検英作文テスト対策

- 11 分前
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今年8月に、意見論述型英作文添削、要約問題添削の各10回コースを受講頂いた中学生の方から、英検2級一次試験合格の知らせを頂きました。
わずか2ヶ月で結果が出て、本当に嬉しい限りです。
しかも、「指導のお陰で合格」とのお言葉を頂き、教室冥利に尽きます。
以下に、意見論述型英作文、要約問題、それぞれの経過を記したいと思います。
まずは、論述型英作文の方です。
当初は、下記の様な問題点がありました。
・文章がぶつ切りで、各文章間の脈絡がない。
・本体パラグラフの語彙数・内容が不足気味。
・極端に難しい単語を使ってしまい、それが誤りの原因となる事がある。
・文型、特に動詞の使い方に問題がある。
これらの問題を、添削を通じて少しずつ改善していきました。
特に気になったのが英作文の内容で、次の様な対策で改善を重ねていきました。
1)ぶつ切り気味の文章すべてに対し代替文を提示し、繋がりのある文へ修正。
2)本体パラグラフの語彙数は30を目安に、内容が不十分にならない様に注意。
3)思い描いている内容と実際に書く英作文内容は、100%一致しなくても問題ないという意識付け。おおよその内容さえ合致すればOK。
4)文章の中に動詞がなかったり、二つ重なったりするので、主語 + 動詞 + 目的語文型の徹底化 ⇒ テンプレート活用
又、細かいところでは、スペルミス (governmentが正しく書けないなど)、動詞の三単現の "s"、可算名詞の冠詞忘れなどにも、気を配りました。
この様な経過を経ながらも英作文の質は向上していき、中には目を見張る様な高品質の英作文も見られる様になっていきました。
使用したトピックは、過去問題からの引用が中心で、観光客数制限・小説の映画化・置き配 ・オンライン面接・雨水再利用・ネット投票などを使いました。
次に要約問題です。
こちらは、意見論述型英作文より、出だしはスムーズな面もありました。
それでも、
・原文の内容とずれてしまう箇所がある。
・指定語彙数をオーバーする事がある。
・文法上のミスが散見される。
・同一語彙の繰返し使用
などの改善すべき箇所がありました。
添削時には、1)要約前の原文構造の把握、2)要約文の構造で誤りが目立つ箇所(動詞の使い方、前置詞の用法など)への配慮などに気をつけて頂きました。
特に1)の原文構造把握は、要約文の内容改善と時間短縮に大きな役割を果たした様です。
要約問題の題材は、当初はご自身の問題集から抜粋したもので、インターンシップ、ハウスシェア、オンラインクラス、Gap Year など。
その後、当教室で提供する原文(クリーンエネルギー、リモートワーク、ウオーキング、シェアエコノミーなど)を要約する課題へと進めました。
これらの添削を通して、要約問題に対する理解も深まっていったようです。
この受講生の方は本当に熱心で、サポート役に徹しられたお母様との二人三脚で、様々なお問合せやご質問があり、都度対応致しました。
ご質問内容は多岐にわたり、
① play a 形容詞 role の使い方
② 接続詞 when の理解の仕方
③ 解答時の電子辞書の使い方
④ help + 原形不定詞
⑤ 現在完了形について
これらのご質問+当教室からの回答が、英語力向上のヒントとなった様です。
①は、ご自身の語彙にはなかった様で、語彙力強化が読解問題や要約前の原文理解にも役立ちました。
②では、論述型英作文で正しく使える様になり、
③では、解答時にどの様に使うべきかのご質問でしたので、辞書の助けを借りる時と、全くの自力での解答を組合わせる方法を提案しました。
⑤は、読解問題対策として役だった様です。
本当に熱心な生徒さんで、教室サイドの指導も、自然と熱が入った面もあったと思います。
いずれにしましても、ご本人の努力の賜物で一次試験合格を勝取り、二次試験に向けて対策を継続中です。
本当に有難うございました。



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