ライティング対策：野球殿堂表彰式スピーチからモチベーションを得る

先日、野球界における最高の栄誉である「野球殿堂」の表彰式が行なわれました。 イチローさんを含め、殿堂入りしたレジェンドたちのスピーチは、単なる受賞の挨拶ではなく、私たちに大きな勇気と学びを与えてくれるものでした。 今回は、その中でも特に印象的だった3人の言葉から、英検ライティングにも活かせるヒントと、日々の努力を続ける皆さんへの応援メッセージをお届けします。

イチローさんの言葉から学ぶ"consistent"の力 　

まず、野球ファンならずとも多くの人が注目したのが、日本の誇り、イチローさんのスピーチです｡ 彼の功績は誰もが知るところですが、そのスピーチの一部にこんな言葉がありました。

"If you consistently do the little things, there is no limit to what you can achieve."

これを日本語に訳すと、「小さな事を継続してやり続ければ、達成できないことなどない」となります｡

イチローさんは、天才的なバッテイングセンスやレーザービームと呼ばれる強肩で知られていますが、彼の偉業は、決して一朝一夕で成し遂げられたものではありません。

毎日のルーティン、試合前の入念な準備、一球一球への集中。これらの "the little things" (小さな事)を、"consistently" (継続して)やり続けた結果が、あの華々しいキャリアへ繋がったのです｡

英検ライティングの学習も同じです｡例えば、毎日単語を5つ覚える、英文を5つ書く、過去問題を1問解く｡

これらは一見すると小さな事ですが、毎日欠かさず続ける事で、確実に英語力は向上します｡

"consistent" は英作文でも使いやすい語彙です｡「継続的な努力」は "consistent effort"、「継続的な練習」は "consistent practice" と表現できます｡

この言葉を心に留めて、日々の学習に励んでみて下さい。

ビリー・ワグナーさんの言葉に学ぶ"Perseverance"と "Passion"

次に紹介するのは、伝説のクローザー、ビリー・ワグナーさんの言葉です。

彼は、利き腕の怪我をきっかけに左投げを習得し、メジャーリーグのクローザーとして一時代を築きました。

彼のスピーチにこんな一節があります。

"I refused to give up. I refused to listen to the outside critics. Perseverance isn't just a trait. It's a path to greatness."

彼は、150cmほどの小さな子供が、いかにして殿堂入りを果たしたか、その道のりを語りました。

"I refued to give up." (私は諦める事を拒否した) という言葉は、"perseverance" (忍耐力、粘り)を象徴しています。

周りからの「無理だ」という声、"outside critics" (外部の批判) に耳を貸さず、自分の"passion" (情熱)を信じたからこそ、成功を掴む事ができたのです。

英語の勉強でも、思うように点数が伸びなかったり、周囲と比べて焦りを感じたりする事があるかもしれません。

そんな時こそ、このワグナーさんの言葉を思い出して下さい。

大切なのは、"I refused to give up." の精神です｡

"perseverance" はライティングでも重要なキーワードになります｡「努力」や「忍耐」について書く際に、使ってみて下さい｡

Don't underestimate your perseverance. (自分の我慢強さを過小評価しないで。)

故ディック・アレンさんの言葉から学ぶ、Beliefの力

最後に、殿堂入りを果たした故ディック・アレンさんのエピソードを紹介します。

彼の妻が代読したスピーチには、アレンさんの determination(決意)、compassion(思いやり)が溢れていました｡

彼は子供の頃、将来の夢を尋ねられ、「メジャーリーグ選手になる」と答えたそうです｡

それは、ジャッキー・ロビンソンが人種の壁を破る前の時代。

周囲の子供たちは笑いましたが、アレンさんだけは、"He didn't laugh. He believed in it." (彼は笑わなかった｡彼はそれを信じていた。）と語られています｡

この belief(信念) こそが、彼を偉大な選手へと導いた原動力だったのでしょう。どんなに周囲が無理だと言っても、自分自身が"believe in it"（信じる）事ができれば、困難な道も乗り越える事ができます。

英検の勉強も、長い道のりです。途中で、「本当に合格できるのかな・・」と不安になる事もあるかもしれません。

でも一番大切なのは、「自分は合格できる」と信じる事です。その強い belief が、きっと合格へ導いてくれます｡

ライティング対策：”モチベーションを得る”のまとめ。

英作文のヒント

今回紹介した3人の言葉から、英作文で使える重要な語彙がいくつか見つかりましたね。

・consistent = 継続的な

・perseverance = 忍耐、粘り強さ

・passion = 情熱

・belief = 信念

・determination = 決意

これらの言葉は、努力や成功、困難を乗り越える事について書く際に、非常に力強い表現になります｡

是非、使える様に練習してみて下さい｡

イチローさん、ワグナーさん、アレンさんの人生は、私たちに「努力すること」「諦めないこと」「自分を信じる事」の大切さを教えてくれます｡

英検の合格は、決して簡単な道のりではありません｡しかし、毎日、コツコツと努力を続け、自分を信じてやり抜けば、必ずその先に"greatness" (偉大さ)が待っています｡

このブログを読んで下さっている皆さんも、まさに今、自分自身と向き合って、日々努力を積重ねている事と思います｡

その努力は決して無駄になりません｡

時にはくじけそうになることもあるでしょう｡そんな時、彼らの言葉を思い出して下さい｡

皆さんの英検合格を、心より応援しています！

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