英検準1級ライティング対策：頻出4大ポイント語で攻略「社会経済・環境トピック」実践練習法

このブログでは､英検準1級過去問題のトピックやポイントの出題傾向分析を基に、英作力に不安を感じられる場合にでも、高得点を狙えるライティング対策を解説していきます。

目次

• 英検準1級ライティングの壁を突破する鍵

• なぜ「4大ポイント語」が重要なのか

• 実践！頻出4大ポイント語を使った具体例文集

• 英検準1級実践的ライティング対策を始めよう　まとめ

  
  

英検準1級ライティングの壁を突破する鍵 　

英検準1級のライティングでは、高度な語彙力・文法力に加え、社会問題・経済問題・環境問題など多岐にわたるトピックに対応できる、論理的な構成力が求められます。 過去問題を分析すると（添付資料参照）、トピックは社会経済や環境に関するものがかなりの部分を占め、特に議論の軸となる以下の４つの "ポイント" が頻繁に使用されていることが分かります。

・Costs (費用）

・Technology (技術）

・Convenience (利便性）

・Environment-related terms (環境関連用語）

これらの頻出ポイントを使いこなすことが、合格点に直結する効果的なライティング対策となります。

なぜ「4大ポイント」が重要なのか

現代社会の課題（例：キャッシュレス社会、都市農業、オンラインサービスの増加など）は、常に経済的な側面（Costs）と、新しい技術（Technology）による利便性（Comnvenience）や、それらが環境（Environment）に与える影響という側面から議論されることが多いからです。

この４つの頻出ポイント語は、様々なトピックの賛成・反対両方の立場から意見を展開する為の核となり得ます。

以下にその具体例を記載します。

①Costs

賛成論での活用例：長期的な費用対効果 (Long-term cost-effectiveness)

反対論での活用例：初期投資の高さ (Hign initial investment)

②Technology

賛成論での活用例：効率化・革新 (Efficiency, Innovation)

反対論での活用例：技術的失業 (Technological unemployment)

③Convenience

賛成論での活用例：時間短縮・アクセスの容易さ (Time-saving, Easy access)

反対論での活用例：健康被害・依存性 (Health risks, Dependency)

④Environment

賛成論での活用例：持続可能性 (Sustainability)

反対論での活用例：汚染・資源浪費 (Pollution, Waste of resources)

これら頻出ポイントを用いながら英文を書く練習は、様々なトピックに対応できる柔軟性を高めるはずです。

実践！頻出4大ポイント語を使った具体例文集

これらの4つの語を、自分の意見を裏付ける説得力のある英文で使える様に練習してみましょう。

①Costs (費用・経済的負担) を含む表現

「費用が高い / 低い」だけでなく、「誰に負担がかかるのか」「経済にどう影響するか」などに言及できる様にしましょう。

・The initial costs are high, but they lead to significant long-term savings.

「初期費用はかかるが、長期的には大きな節約に繋がる」

・The high cost of living in urban areas makes it difficult for young people to buy their own homes.

「都市部での生活費の高騰は、若者がマイホームを購入するのを難しくしている」

・The government should subsidize public services to reduce costs for its citizens.

「政府は、市民の負担を軽減する為に公共サービスに補助金を出すべきだ」

・Economic growth is essential for creating jobs and reducing poverty.

「経済成長は、雇用創出と貧困削減に不可欠である」

②Technology (技術) を含む表現

「技術がもたらす変化」、「それに伴う課題」を述べる際に役立ちます。

・Advances in medical technology have dramatically improved the quality of life for the elderly.

「医療技術の進歩は、高齢者の生活の質を劇的に向上させた」

・Increased automation may lead to job losses in sectors that rely on manual labor.

「自動化の増加により、手作業に頼る部門では雇用が失われる可能性がある」

・Technology allows for unprecedented levels of data collection, raising serious privacy concerns.

「テクノロジーは、前例のないレベルのデータ収集を可能にし、プライバシーに関する深刻な懸念を引き起す」

・Remote learning technology removes geographical constraints and promotes access to education.

「遠隔学習技術は、地理的な制約を取り除き、教育へのアクセスを促進する」

③Convenience (利便性) を含む表現

・Online services offer great convenience, as consumers can purchase goods anytime and anywhere.

「オンラインサービスは利便性を提供し、消費者はいつでも、どこでも商品を購入する事ができる」

・Despite the convenience of using private cars, reliance on them exacerbates traffic congestion in urban areas.

「便利ではあるが、自家用車への依存は都市部での交通渋滞を悪化させる」

・Many people prioritize the convenience of disposable products over their environmental impact.

「多くの人々は、環境への影響よりも、使い捨て製品の利便性を優先する」

④Environmental-related terms (環境関連用語) を含む表現

Pollution (汚染)、Sustainability (持続可能性)、Resources (資源)などの語彙を含みます。

・Promoting the use of reusable products is essential for reducing the amount of plastic waste entering the ocean.

「再生利用可能な商品の利用を促進することは、海に流れ込むプラスチック廃棄物を減らすのに不可欠だ」

・Regulations aimed at reducing industrial pollution can negatively affect company profits.

「産業汚染削減の為の規制は、企業の利益に悪影響を与える可能性がある」

・It is vital to manage natural resources, such as forests and water, in a sustainable manner for future generations.

「森林や水などの天然資源を、将来世代のために持続可能な方法で管理することが不可欠だ」

・To combat global warming, the government should mandate that companies reduce their carbon footprint.

「地球温暖化対策の為、政府は企業に二酸化炭素排出量削減を義務づけるべきだ」

上記の様な頻出ポイントを使った例文を、トピック内容に合わせて柔軟に調整して、ライティング練習を積重ねましょう。

試験本番で役立つはずです。

英検準1級実践的ライティング対策を始めよう　まとめ

英検準1級のライティングで高得点を取るためには、単なる英語の知識に加えて、頻出ポイントを組立てるコツを磨く必要があります。 今回紹介した4つの語 (Costs, Technology, Convenience, Environment) を核として、社会経済や環境問題をテーマに、賛成・反対の両方の立場から論理的に英文を構成する練習を積重ねましょう。

実践的な準1級ライティング対策となります。

オンライン英作文添削