合格者の解答を分析！英検準2級プラス英作文は"主語 + 動詞 + 目的語"文型で決まる

合格答案(英作文解答例)に共通する"主語 + 動詞 + 目的語"の秘密 　

英検準2級プラスの英作文(ライティング)対策、順調に進んでいますでしょうか？

日本英語検定協会公表の2025年度第2回試験の解答例を分析すると、高得点に繋がる明確な特徴が見えてきます。

それは、「主語 + 動詞 + 目的語」(SVO)の文型が非常に多いという事です。

例えば、解答例を構成している7つほどの文章のうち、6つが "主語 + 動詞 + 目的語" (SVO)文型です。

解答例から引用してみると、

・Many Japanese railway companies provide train information on the Internet.

・Foregin visitors can have a smooth trip even if they do not know Japanese.

・Foregin visitors can check how to use stations in Japan before arriving.

複雑な文法知識よりも、「誰が」「どうする」「何を」という基本構造を正確に書く力こそが、採点者に”伝わる英文”と評価される鍵です。

本記事では、この「主語 + 動詞 + 目的語」(SVO)文型を身につける具体的な学習ステップを紹介します。

本題：「主語 + 動詞 + 目的語」文型をマスターする実践学習法

この文型を自然に使いこなせる様になるためには、インプットとアウトプットの両面からアプローチすることが大切です。

①新しい単語や熟語を覚える際、意味とスペルだけでなく、例文を用いながら、その単語が文章の中でどの様に使われるのかを意識して学習しましょう。

例えば、動詞を覚える時

・provide = 提供する ( × )

・provide = I provide information for students. ( ○ )

・solution = 解決策 ( × )

・solution = We found a solution to the problem. ( ○ )

辞書や単語帳の例文を丸暗記する必要はありません。

重要なのは短い例文を使って学習し、その単語の使い方を覚える事です。

②読解(インプット)時：「主語 + 動詞 + 目的語」を見抜く練習をする

普段の長文読解やリスニングのスクリプト学習時に、「主語 + 動詞 + 目的語」文型を意識してトレーニングしてみましょう。

・英文を読んで「主語 + 動詞 + 目的語」を分解する。

英検の過去問や教材の英文を読みながら、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)にマーカーや下線を引いて区別する練習をします。

・日本語の語順と対比する

英文を日本文では、主語はともに文頭にある事が多いのですが、動詞以降の語順は逆に並ぶことが一般的です。

この違いを認識しましょう。

③英作文 (アウトプット)時：核となる「主語 + 動詞 + 目的語」から肉付けする。

いきなり完璧な文を書く必要はありません。最初に「主語 + 動詞 + 目的語」の骨格を決めると分かりやすくなります。

1)「誰が」「どうする」「何を」の骨格を決定する。

Visitors (主語) need (動詞) information (目的語).

2) 修飾語を付け加える。

Foreign visitors need information about famous tourists spots.

3) 最後にチェック：書いた英文を読み返し、語順、単数か複数形か、動詞の三単現の "s" などチェックする。

別の文章でも同じ手順で英文を書いてみましょう。

1)「誰が」「どうする」「何を」の骨格を決定する。

People (主語) should (助動詞) make (動詞) efforts (目的語).

2) 修飾語を付け加える。

People should make efforts to protect the environment.

3) 最後にチェック：書いた英文を読み返し、語順、単数か複数形か、動詞の三単現の "s" などチェックする。

同じように、もう一文だけ例を挙げてみます。

1)「誰が」「どうする」「何を」の骨格を決定する。

Traffic (主語) causes (動詞) accidents (目的語).

2) 修飾語を付け加える。

Heavy traffic causes a lot of accidents every day.

3) 最終チェック：上記と同様。

「主語 + 動詞 + 目的語」は合格への最短ルート　まとめ

英検準2級プラスの英作文で高得点を取るために、難しい文法や複雑な言い回しは必要ありません。

日本英語検定協会公開の解答例が示している様に、「主語 + 動詞 + 目的語」というシンプルな基本文型を、正確に使いこなす力こそが合否を分けます。

単語を覚える時、英文を読むとき、そして実際に書く時に、「主語 + 動詞 + 目的語」を意識する習慣をつけて、自信を持って本番に臨みましょう。