「英検1級英作文で27点」 受講者の声
- 英検英作文専門添削教室・英検英作文テスト対策

- 4 日前
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当教室の1級英作文添削サービスを受講頂いた社会人の方より、教室サイドとしても励みになるお知らせを頂きました。
「英検1級英作文問題で、得点大幅アップ 27/32点!」
無料体験英作文添削を受けて頂いた時に比べ、大幅な英作文力アップで驚いています。
ご本人の努力の賜物ですが、その経緯の概略を紹介します。
無料体験英作文添削
社会人の方ですが、お忙しい合間を縫って、当教室ホームページの「お問合せ」部より、無料体験英作文添削のご依頼がありました。
当教室にて準備した用紙に、提示トピック(サイバー攻撃防止)の英作文をご提出して頂きました。
当教室では、様々な受講生のニーズにきめ細かく対応する為、手書きや、教室専門の用紙、メールベタうち返信など、どの様な形式の英作文でも受付け可能です。
さて、ご提出頂いた英作文の4つの採点基準ごとの評価は、おおよそ次の通りです。
①内容:語彙数を多く(300以上)使った長い英作文にも関わらず、要点が不明瞭で冗長。
②構成:指定語彙数の200 ~ 240を大幅に超過する長さで、間延びした英作文になってしまっている。
③語彙:英検1級に相応しい語彙とは言えず、又、頭文字だけで略した単語 (CIA)や、"guess" 等説得力の弱い語彙も使われていました。
④文法:同じ表現を繰返し使ったり(there are や関係代名詞のwho)、名詞の単数・複数の誤りも見られる。
上記を踏まえ、以下の様な添削を行なうと同時に、キャンペーン中の無料体験英作文添削のささやかな謝礼として、当教室より500円のクオカードを差し上げました。
<添削内容>
・自身の意見を裏付ける3つの理由の基本概念を明確化
・重要でない部分は削除し、間延びした文章からの引締めを図る
・課題に相応しい語彙への変更
・文法上の誤り修正 (文型・名詞の単数 / 複数など)
・繰返し使われている語彙や表現の言換え
以上の様な経緯で、英検1級英作文添削10回コースを御受講頂く事となりました。
本受講1級英作文添削の概要
当該受講生のご要望に基づき、英作文トピックは教室が準備したものではなく、ご自身が使われている問題集のトピックや、過去問題からピックアップしたものとする事にしました。
10回の英作文添削の概略は次の通りです。
①1回目添削(トピック:人間社会が与える環境への影響について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:トピックでは、人間社会が環境に与える影響に関する意見を求めているが、英作文では動物への影響に集中しすぎており、トピックの意図から少し逸脱している印象。
・構成:無料体験英作文添削の時より大きく改善され、バランスの取れた構成になっている。
・語彙:環境に与える "負" の影響を表わす語彙が効果的に使われていない。
又、省略形語彙 (LED等)が使われている。
・文法:文型が安定せず、文法上の誤りが散見される (are disappear等)
上記の様な英作文に対し、以下の添削を行ないました。
<英作文に対する添削内容>
・動物以外への影響を含めた文章へ変更。
・環境へ与える悪影響を描写する語彙を効果的に散りばめる。
・省略形の語彙には意味の説明を加える。
・文法・文型上の誤りの修正。
②2回目添削(トピック:外国からの投資が経済に与える効果について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:トピック(海外からの投資)と直接には関係のない内容が含まれている。
・構成:大幅に改善されており、大々的な添削は必要なし。
・語彙:同じ語彙や表現が繰返し使われている (a lot, big 等)
・文法:改善が見られ、大きな文法上のミスも減っている。
<英作文に対する添削内容>
・トピックが求めている内容へ修正。
・繰返し使われている語彙・表現の言換え (a lot, big 等 ⇒ greatly, remarkably, substantially, profoundly, extraordinary 等提唱。語尾の "ly" をとって、形容詞としても活用可。
③3回目添削(トピック:工業化の影響について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:トピックで求められている工業化ではなく、貿易の影響が含まれている。
・構成:若干のバランス調整が必要。但し、構成以外の修正に力点を置くべき。
・語彙:"flourish" の使い方が不自然。
・文法:構造の不明な文章が複数含まれている。
<英作文に対する添削内容>
・英作文内容を、"工業化 ⇒ 貿易促進 ⇒ メリット"の組み立てへ変更。
・”flourish" の使い方の学習目的で、例文を提示 (His business is flourishing. Democracy cannot possibly flourish in such circumstances.)
・複数箇所において文型修正
④4回目添削(遺伝子工学について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:食糧増産、クローン技術による臓器生成、遺伝子組替えによる樹木生産の3つの視点を意見裏付け理由として活用。
・構成:第1と第5パラグラフは、トピック文言の引用のみで肉付けがない。
・語彙:英検1級に相応しいとは言いがたい 語彙 "big" 等の使用が目立つ。
・文法:前回より改善され、大きな文型所の誤りは解消。一方で、可算名詞 (table, tree, thing) を無冠詞で使ってしまう傾向あり。
<英作文に対する添削内容>
・意見裏付け理由の一つ "遺伝子組替え" からクローン関連の内容を削除し、他の理由との重複を避ける。
・導入、結論パラグラフを肉付けして内容補強し、バランスも整える。
・"big" の代替語彙を提示。
・可算名詞使用時の冠詞の使い方を解説。
⑤5回目添削(技術への投資の優先度について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:食糧不足解消、自然災害対策、高齢化対策の視点から技術投資の重要性を合理的に説明できている。
但し、トピックで規定されている主体は政府全般であり、ご提出英作文のように、日本限定ではない点に注意。
・構成:構成や文章の流れを上手く整えられている。
・語彙:コロケーション理解不足により不自然な使い方の語彙がある。(support)。
その他、省略形が説明なく使われている(GPS)。
・文法:文型の多様性に改善の余地がある。
<英作文に対する添削内容>
・技術投資の主体を、日本限定から政府一般へ変更。
今回、意見裏付け理由として採用した食糧不足、自然災害、高齢化は、幅広いトピックで意見裏付け理由として活用できる由を解説。(日本英語検定協会 英作文解答例参照)。
・不自然な文章の修正 ("support" を含む文章)
・省略形語彙の説明追記
・受講生が使われている英作文参考書の活用方法提案 (分詞構文学習で、文型多様化改善)
⑥6回目添削(プライバシー保護について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:3つの意見裏付け理由のうち、二つで内容一部重複(技術進歩)がある。
又、冗長な印象の内容になってしまっている。
・構成:本体パラグラフにおいて、結論が後述され読者に伝わりにくい面がある。
・語彙:省略語彙が説明なく使われている(CCTV)。
使い方の曖昧な語彙がある (tend to)。
・文法:文法上の大きな誤りはない。
<英作文に対する添削内容>
・本体となる第2 / 第3パラグラフの重複内容(技術進歩)の修正。
冗長な印象の文章の簡略化。
・本体パラグラフで、トピックセンテンスを活用して、重要部分を先に記載する。
・省略形語彙(CCTV)の説明追記と不自然な表現 (tend to) の修正。
⑦7回目添削(経済制裁の効果について)
4つの採点基準を基にした、ご提出英作文の評価概要は次の通りです。
・内容:3つの意見裏付け理由(経済への悪影響、交易促進による効果減退、人道上の問題)により、論理的な説明がなされている。
・構成:構成や文章の流れに大きな問題はない。
・語彙:課題に相応しい語彙が効果的に使われていない。
・文法:ケアレスミスかもしれないが、動詞が二つ連続する文法上の誤りがある。
<英作文に対する添削内容>
・課題に相応しい語彙 (allies, sanctioned - 過去分詞, necessities)活用で文章の引締めを図る。
・基本的な文法上の誤りを修正。
・全体的に、より論理的で説得力のある表現を散りばめる。
受講生からのご質問対応
添削サービスの合間に、次の様なご質問を受け回答しています。
当教室では、受講生のニーズに対応するため、サービス期間によらず、いつでもご質問を受付けています。
今回のご質問内容:本体パラグラフ用の意見裏付け理由の考え方について。
多くの受験生の方が、英作文の内容を思いつくのに時間がかかってしまい、時間が足りなくなるお悩みを抱えています。
対処法として、環境、技術、コスト(経済性)、教育などの視点から考えることを推奨しています。
日本英語検定協会の英検1級英作文解答例でも、上記の視点からの内容が多く見られます。
当教室では、英検1級を含め、各級の英作文問題解答例をパラグラフ毎に分け、どの様な内容・視点・語彙・文型が使われているかを分析しています。
上記の視点に関連した語彙や表現をインプットする為の資料として、英字新聞からの抜粋記事を分野ごとにまとめたものも活用しています。
例えば技術関連の表現として、
China is quickly closing the gap with the U.S. in the contest to make technologies that rival the human brain.
This is not an accident. The Chinese government has spent a decade funneling resources toward becoming an A.I. superpower, using the same strategy it used to dominate the electric vehicles and solar power industries.
今回は、環境や技術関連の表現集をご質問頂きました受講生に差し上げました。
添削を通して分析した英作文力改善方法
添削を通して、各受講者の方々の強みや苦手箇所が見えてきます。
上記の受講者の場合、下記に気をつければ、英作文問題点数アップの道が開けることが分かります。
①同じ語彙や表現を繰返し使う傾向があるので、言い換えの技術を活かす。
②省略形の単語を使う癖を直し、正確な言い回しや省略語に説明を加える(CCTV や GPS等)
③説明的表現により英文が間延びし、冗長な印象を与えてしまうので、的確な語彙で英文を引締め、同時に採点基準の内容や語彙の評価を上げる。
的確な語彙は、各分野ごとにまとめた引用記事抜粋資料や、各自御使用の英作文問題参考書も活用する。
④使用中の英作文問題参考書の分詞構文などを”真似び”、文型の多様性を向上させる。
英作文問題の得点アップ方法は、受験生ごとに異なって当然であり、千差万別であるのが当たり前です。
各自に応じた具体的な得点アップ方法は、添削プロセスを通じて分析できます。
受講後の受講者のお声と1級英作文問題得点アップのお知らせ
上記は添削7回分のみの記載ですが、当教室の添削10回受講後、英検本試験に臨まれました。
そして、「英検1級英作文問題の得点率が84%へ大幅アップした」との喜びのお知らせを頂いています。
添削を通じて努力を継続された結果の産物です。
受講後のアンケートでは、
「講師が英検1級保持者で安心できる。」
「トピック対応が柔軟で、受講者ごとの希望に応じてもらえる。」
「添削資料の解説がわかりやすい。」
「質問にも迅速に対応してくれる。」
とご満足頂き、SNSにもご投稿頂きました。
本当に有難うございます。




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